夏休みも終わりにちかづいて・・・


2016年8月26日

今年度、二箇所の校庭の芝生化工事に関わらせて頂きました。
思えば、ボランティア?工事だった、初回の工事から随分いろんな学校を施工
させて頂きました。初回は、下請けの立場で上部の契約も複雑で結局工事代金を
一切もらえませんでした。そのときの苦い経験で、初めてお請けする仕事の契約
には随分神経質になってしまいました。

当時は度が過ぎるほどというのか・・あの翌年、ご縁で、著名なゼネコン社の、二次
下請けのお仕事をさせて頂いたのですが。業界の慣例上発注書も無いまま工程が
進むので、周りから、二度めの失敗を不安視する声が私にどんどん突き刺さり。
追い詰められて、思わず「・・あノォ、本当に支払っていただけるんでしょうか・・」と
恐る恐る聞いてしまいました。天下のゼネコン社の関係者の方の「目が点」になった
一瞬の表情は今でも脳裏にありますが、平然と、「それより、お宅こそちゃんと仕事
できるの?」と言われました。どちらかというと、名も無いうちの方が信用と言う意味では
分が悪いことに気づき、とても恥ずかしい思いをしました。
最終的にはいろんな意味で、とても有難い経験をさせて頂きました。

それ以降、思い出したくないけれど忘れられない一件をひきずりながら、芝生工事をさせて
頂いています。施工自体は当時も今もみな一生懸命やっていますが、下請けではない
立場である安心感と、責任感は全然違います。

各学校はそれぞれの事情も環境も異なりますが、『芝生化』の管理の大変さを十分理解した
上で手を上げられています。私たちも、限られた予算内の施工の中で少しでも省力化を
目指してもらうご提案をしています。その中には芝生の品種も関係します。実は、芝生の
丈夫さと、管理の回数は比例します。芝生の管理というのは、一番は刈り込みです。
だから、丈夫(=回復力が早い)というのは、ある意味、伸びるのが早いために、刈り込みが
頻繁に行われなければなりません。反対に、刈り込み回数が少なくて済む場合は、やはり
痛んだ箇所の修復もゆっくり生育するので子どもたちの使用頻度によっては、養生期間が
長く(使えない)なる場合もあります。
今回は、ちょうど、お客様のご要望でその二種類の芝生の施工に分かれました。
ヒメコウライシバと、ティフトン芝です。どちらもこの酷暑を抜けて、青々と茂っている
ようです。ヒメコウライシバの学校は、先日所用でお伺いした際に拝見することができました。

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ヒメコウライシバの下に、灌水ホースが埋設されています。

技術職員のみなさんが、毎週刈っておられるそうです。もう一箇所は、現場近くを通った
施工責任者のK専務が外から拝見して、これもきれいだったと言っていました。
後日校長先生とお話しする機会がありましたが、地域の方が、頻繁に刈って、ティフトン芝を
きれいに維持されているようです。

どちらの学校も、そろそろ、青々とした芝生ににぎやかな子どもたちの声が帰ってくる頃です。


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