ピカピカの一等賞♪


2017年4月17日

賞を取ったのは、K専務です。もちろんかけっこではありません。
大阪市立自然史博物館での写真コンクールでのお話です。
博物館は長居公園内にあります。K専務はそこで開催される勉強会によく
参加しているのですが、自然に造詣が深い人たちの人気投票で選ばれたそうです。

下の雑誌の【一般の部】1位のところに名前と写真のテーマが出ています。


普段から、Dr.カーバチの投稿で磨きに磨いた撮影技術が外部評価された形です。
どちらかというと、花の画像に見慣れた私にとって、インスタグラムにしても
(まあ、キレい!)(素敵!)(可愛い!)の感嘆コメントが多いのですが・・・
今回の画像を見せて頂きました。内容は『クロバネキノコバエの仲間(Dr.カーバチにも別画像
が出ています)の蛆虫の行軍』のアップでした。
どれほどいるのか分からないほどの量の蛆虫が一つの帯状になって道を渡る姿と、
それをしゃがみこんで真剣にじっと眺めるK専務の姿が思わずオーバーラップしました。

希少と貴重とリアルな自然界での画像に対する感嘆は先ほどのような単純なものではなさそうです。

「鳴かない?」秋の虫


2015年10月26日

関東では木枯らし一号が吹いたそうですが・・・
今日は誠に剪定日和の天気です。

先週末に少々声を荒げて、『穏やかな日々』が途切れ。(まずい!)と
思っていたら、休日友人ご夫妻手作りの野菜便で思わず笑顔になりました。
その中に大きなムカゴが入っていたので、早々ムカゴご飯を炊きました。
以前事務所のMさんに不思議な『歌』を思い出させたあのムカゴです。
どの野菜も良い土と、たっぷりの光と水と、手のかかったものばかりです。
何でもそうですが、作り手の顔の見えるものには格別の味わいがあります。
ただ野菜は、口に入らない花と違って害虫駆除も大変です。
以前自分で挑戦した葉野菜は見事に穴だらけのレース状になりました。

先日U君がタマスダレにたくさんの虫がついているのを見つけました。
CIMG4299
それは『ハマオモトヨトウ』でした。名の由来のハマオモトや、ヒガンバナ、
スイセンなど毒性のある葉や球根まで食い尽くすなかなかのツワモノです。
それが何十匹も濃い緑の葉を美味しそうに食べているのです。
横にハマオモトがあるのですが、そちらへ大移動するのも時間の問題です。

ハマオモト
浮かんだ(駆除!)の二文字が、K専務のつぶやきで少しぼやけました。
何でもこの虫は、ある地域では姿を消しつつあるものだそうです。
大阪は?ですが。

同じ『絶滅危惧種』でも「珍しい」生き物への人間の気持ちと、このような、
「いない方が有難い」生き物への気持ちには随分差があるようです。
虫にとっては理不尽極まりない話ですが。人間にとっては道理が通る話です。
何となく、声を荒立てることもできず、消えていく虫のことが気になりました。

ということで、駆除を躊躇していると、あっという間に食い尽くされ・・・
と思っていたのですが、週が明けてみたらもぬけの殻です。
しかもタマスダレの葉も、隣のハマオモトも残っています。
ハマオモトの葉の付け根に、「らしき」サナギの殻が一つだけが残っていました。

sanagi
やはり、生き残るのが難しい種なのでしょうか・・・というのは私の勘違いでした。
先週末Tさんが、敷地内を剪定してくれて、そのあたりに落ちた枝葉を
丁寧にサラエで取ってくれたのですが、ハマオモトヨトウには大災難でした。
良く見れば確かに生き残りのものが数匹余り、心なしか元気もありません。
ちょっと胸がチクリとなりながら、剪定による虫の駆除力にもびっくりしている
私でした。

旅立ち


2015年4月27日

先週の金曜日、寄せ植えやハンギングバスケットを作る敷地内中央の テーブルで
作業していたUさんが突然「何あれ?」と叫んで室内に飛び込んで来ました。

見れば、満開間近のモッコウバラのアーチの向こうに黒い点々が見えます。
よく見れば細かく動き回っています。

すぐに反応したのはドクターカーバチことK専務。
「ミツバチの分封ですね」と即カメラをもって飛び出しました。
私たちも意味も分からず飛び出しました。

外はブンブンとハチが飛び回っています。 空中の点々の数が減り始めたと思ったら、
しばらくして 「集団で塊になりますよ」のK専務の予想通り、
アーチの横木を 見ると、とんでもない数のハチが塊になっています。
昔見たアニメでハチの大群に追いかけられたときに、ハチの大群が
大きな手になったり、魔物の顔になったりするシーンがありましたが。
まさにそんなイメージで一つの物体になってそれがうごめいている感じです。


多分、来月の『・・の虫めがね』のネタになりそうなので、詳細はそれを 楽しみにしますが。
何でも、旧女王バチが、新しい女王バチが生まれた後、 旧の臣下を引き連れて、
元の巣を出て新天地を探す行動のようです。
居心地の良い、場所を後輩に譲って、思い切り良く長旅に出て、 しばし
エコワークスの敷地で休憩をとっているようです。

普段作業で、ハチと出会うときは警戒心むき出しですが、少し 愛しささえ
感じるほどでした。
決断をして集団を引き連れる 女王バチとちょっと会いたかったです。

日曜日に来たときにはもう一匹残らず移動した後でした。
 良い場所にたどり着いているかなと思いました。

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