しのびよる熱中症!?
2017年6月20日
今日は体感温度が高く、日差しもきつい感じです。梅雨は戻りつつあるようなのですが、
なかなか雨雲の片鱗は空には見かけられません。
留守隊の自分は現場に出て行くスタッフの面々には申し訳ないです。熱中症対策だけは
十分お願いしました。たまたま、届け物が出たので、現場の様子も気になり持っていく事に。
道々の風景は、どこもかしこも写真でいうところの、ハレーションっぽい感じです。
道路の真ん中で地下の埋設の電気工事をしている方々は、分厚い長袖の作業服に、
厚手の手袋。ヘルメットに安全靴姿です。建築や土木関係の真夏(でも)の定番スタイルです。
肌の露出をできるだけ控えておられます。作業の合間に何かドリンク剤を飲んでいる人もいます。
やはり、みな熱中症対策を講じているのです。現場の草刈作業は、肩掛式も、ロータリーの
手押し型も。人力除草も。みな騒音と埃にまみれながらがんばってくれていました。まだ、
この気温だと、表情に余裕がありましたが、それでも暑さは厳しいです。
雨の日にしても炎天下にしても屋外作業はこれからの季節が大変です。自分の経験から言うと、
何か気合のようなものを入れて臨まないと暑さに飲み込まれてしまうというのか・・・・ただ、
疲労の蓄積や、睡眠不足が続くと、熱中症にかかりやすくなります。実は、気合を入れること
によってかえって疲労感を感じなくなってしまう傾向があります。そんなときに、知らず知らずに
疲労が蓄積してしまうのです。とにかく、炎天下の作業では絶対無理は禁物です。余裕をもって
作業して、自分の体のSOSに早く気づくというのが長い目で見れば、作業を順調にこなす結果と
なります。後は日常の過ごし方というのでしょうか。過去にいろんな方とお仕事をしましたが、
年齢が高くても現場に出ておられるかたはみな、普段の健康管理をきちんとされています。
飲み水から、食べ物、お酒の量、寝る時間などなど。
やはり、どの分野でも『自己管理』ができる方が文字通り『できる』方なのかもしれませんが。
さて留守組になっているYさんは、敷地内倉庫の屋根のサビ取り作業です。よりにもよって
こんな暑いときにと言うこの時期で無いと、予定が組めず。ご本人は「『人間豚玉』みたいや」、
と熱い鉄板の屋根の上での作業を例えています。(豚というより『牛すじ肉』玉のような方ですが)
そのYさんがポツリと「雨が近いな」と、理由は「田圃のツバメが低く飛んでいる」からでした。
確かに、週間予報はあさってあたりから天気が崩れそうですが。まだまだ明日も炎天下の
模様です。現場作業は続きます。
「しょうぶ」する?
2016年5月23日
最近の私のPCは『しょうぶ』と入れるとすぐに『菖蒲』と変換してくれます。
ほんの少し前までは、多分、『勝負』だったはずです。
とにかく、今年度は、ハナショウブで始まりました。公園の菖蒲園の管理業務は
初めての挑戦なので、本当にピリピリしながら工程をこなしています。
先日は第二回目の除草でした。その後は、薬剤散布でした。花弁にしみを作る
ムシと、葉に出る病気の予防と対策の薬剤散布です。
その後は、咲き始めた花の二番手三番手のじゃまにならないようにハナショウブの
花ガラを摘む作業です。開花期間ほぼ3週間で、二日に一度の頻度で作業します。
と当時に、段々気温が上がって、しかもたくさんの花が咲くのに降水量が足りない
ので、ホースで散水します。周辺のアジサイも咲き始めるので、そちらへも
水を遣ります。
今日は、A子さんと2人で、花ガラ摘みと、ホース散水でした。
花ガラ摘みは、花苗を良く扱う私たちには日常作業で、特にU君などは手早いの
ですが、ハナショウブの場合は、二番花、三番花のことも考えながら取ります。
普通の草花でしたら種のできる部分まで取るのですが今回は、花の部分だけ取って
良い代わりに、すべての花が終わった茎ごと葉の付け根で切り取ります。
そのような、『茶摘み』ならぬ『花ガラ摘み』は結構手間がかかります。
ハナショウブの満開を楽しみにしていた私としては、待ちに待った!と
言いたいところですが・・・同時に、花ガラ摘みの莫大な量を考えると、
複雑な心境です。多分、この作業が終わるころ、私はこれまでの一生分の
ハナショウブを見ていることになるかもしれません。
男性陣は、別工事です。現場がどんどん分かれます。
嗚呼 街の『緑花』
2015年6月2日
以前にも書いていましたが、私は植物が好きで、この仕事をしています。
重労働で、3K(汚い、危険、きつい)の職種ですが、お客様が、
きれいになった風景を見て喜ばれる瞬間にいつも疲れも吹き飛びます。
特に分かりやすいのは、花です。花を見て怒り出す人はこれまで見たことは
ありません。逆に、植え込んだ草花の変化が見る人を元気づける場面に
何度も遭遇しています。
こういうやりがいを求めて、今年、堺市内のフラワーポットの仕事を
1年間請けることになりました。
昨日、発注元の協会の方とお会いして、各現場を確認して回りました。
2か月間の空白期間の間に、枯れたり草が生えたりしていますが、
これから植え込んで管理してここに花がたくさん咲いたら素敵だろうなあと
思う場所がたくさんありました。
私は、本気で街にきれいに管理された『花のある景色』があれば良いだろうなあと
思っています。花を植える、水をやる、という単純なことの中には草花の管理作業や
それに関わる情報がたくさん必要になります。
それを仕事としてさせていただく機会があることを嬉しく思っています。
花いっぱい・・・というキャッチフレーズは全国にあふれています。
が、なかなかその言葉のような景色を維持するのは大変です。
実は、昨日少し心が凹んでしまいました。厳しい現実に直面したからです。
景色の値段というのでしょうか。それを誰が負担するのかと言う問題も含め、
この一年私が見聞きすることはきっと、これまで迷いなく進んできた私を
立ち止まらせ、考え込ませるかもしれません。
それでも、スタートし始めました。
また花に埋もれる楽しい日々が始まります!