雨あめ降れ降れ♪


2013年6月11日

明日からいよいよ樹木の植栽に入ります。
植栽が始まると、すぐに「水」が必要になります。
特に、「植え付け水」と呼ばれる、根鉢と周囲の土とを水を入れながら
接着させる作業なので、とても大切です。
しかも、すぐに始まる細かい根の成長のために、水を補給していかなくては
なりません。しっかり根付くまでは水切れは絶対避けたいところです。
私たちはトラックに大きなタンクを載せて水を撒きますが。
2t(2㎥)の水を撒いたところで、広い場所では効果的ではありません。
単純計算すると、仮に2㎥を400㎡に撒いたとすると、2/400=0.0005m=5mm
の水になります。
撒いた水の量をmmで表すのは、ちょうど降水量と同じです。
植物が有効に利用できるのは大体6mm以上の水ですので、足りません。
この数値は、自動灌水の灌水量の設定などの目安にしています。

余談ですが、自動灌水の場合は、例えば埋設ホースの場合。
ホースの穴から出る水の量が一定量なので、それをもとに1mあたり1分間に
水の出る量が決まります。それをもとに使用した長さを掛け算して、
ホースを敷設した個所の水の量が積算できます。面積との関係で6mm以上の水を
出すのに、どれくらいの時間が必要になるのか決定するのです。
慣れれば簡単に割り出せますが、施工したお客様にはいつも、
季節に応じた設定時間や量をご提案しています。

「6mmの雨」というのは結構まとまって降る雨です。
少々の小雨(降水量が2mmぐらい)などでも足りません。。
と言いつつ、作業が雨に中断されるのも困るので、我儘な私たちは、
作業終了後の雨を求めています。

そんな気持ちを見透かされたのか、雨雲は大阪上空をそれてしまいました。


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