炎天下の作業


2007年8月9日

今日も現場は二つに分かれました。
K専務と、T部長、A子さんは2t車で泉大津の個人邸の現場へ。
現地で助っ人のItさんと合流です。
今日は古くて広いお庭の高木の剪定が中心です。
4m以上の樹木の先端まで、切り詰めたり形を整えていきます。
マキの木が中心で、枝ごとにいわゆる玉仕立てを作っていきます。
T部長とItさんの担当です。
Itさんは微妙な曲面を出すために両手刈り用の柄の長い鋏を自分で
切ってMy道具を数種類持ってきていました。
頭上の男性二人が落とす枝葉を次々にA子さんが広い集めます。
向きからか海風も吹く、石組みのお庭で黙々と作業が進みます。
そこから離れた位置の玄関前のマキの木はK専務が担当しました。
入り口横のシンボルツリーですので念入りに。
しかも向きは日当たり抜群の照り返しのきつい場所です。
たくさんの玉仕立てを、念を入れて仕上げたK専務は
いっしょに自分の体内水分も搾り出してしまいました。
給水も十分していたのに、さすがのK専務も帰社後しばらく口数も減り、
数十分は、植物でいうところの萎れ状態でした。
でも今日の内容には満足していました。明日は予定通りに終了です。
一人孤独に炎天下作業のS部長も干からびて帰ってきました。
こちらも汗で顔面にへばりついた草も生々しく、
軽トラックから成果の雑草を黙々とぶちまけます。
のべ何ℓの給水だったのでしょうか。
持ち帰った空きボトルも半端ではありません。
本来は潅水工事で炎天下の配管作業など
きつい仕事もいといませんがちまちまと
草を抜いていくのは違った苦しさもあるようです。
こちらもまた、口数少なく作業終了です。
最後にT部長が後始末と明日の準備をしています。
明日はチャドクガの牙城を含む剪定作業です。
K専務の「仕上げの時は、予め薬を飲んで行った方が・・」という不気味な忠告も
もろもともせず、いよいよ仕上げです。
明日は三手に分かれます。
天気予報の最高気温はまたも35度です。
暑い夏場の作業が続きます。

思えば辛いことばかり〜♪


2007年8月8日

大道筋の現場は夏の潅水も除草も正念場です。
今日は終日作業のT部長にS部長も加わっての作業押し上げです。
一人孤独に炎天下除草作業に励んでくれていたA子さんや
夜型なのに早朝の潅水を頑張って下さっているKさんもいっしょです。
S部長は一番の若手なので気合十分です。
明日は一人で作業です。
K専務は個人邸の剪定作業です。
午前中は2t車積みの梯子が必要な高木が3本。
昼からは例のチャドクガの発生しているお宅の剪定の続きです。
訂正ですが、K専務も立派に毒針が通る皮膚であることが判明?しました。
ただしアレルギー症状に至りません。うらやましいです。
様子を聞いて、K専務に近づくだけで痒みを覚える
私やT部長は尋常ではありません。
さて表題ですが。
実は敷地花壇に毎年勝手に赤紫蘇が生えてきます。
和製ハーブとして、赤い色が素敵なので鑑賞用に放置していました。
毎年こぼれ種で増えます。
枯れていくだけでは惜しいなと思っていたのですが。
今年はMさんが梅を漬けたときにその紫蘇を使って梅干を作りました。
土用の天日干しをしたものを今日もってきてくれました。
とてもきれいでふっくらとやわらかです。和歌山の南高梅です。
なんだか見ているだけで暑気払いできそうです。

それでふと、随分昔、祖母が良く歌っていた
『梅干しの歌』を思い出したのです。
祖母も全部は歌わず2月から7月をよく口ずさんでいました。
大人になって歌詞を見るとなかなか味があります。

二月・三月花ざかり
  ウグイス鳴いた春の日の
  楽しいときも夢のうち
五月・六月実が成れば
枝からふるい落とされ
  近所の町へ持ち出され
  何弁何合量り売り
  もとよりすっぱいこの私
  塩に漬かってからくなり
  シソに染まって赤くなり
七月・八月暑いころ
  三日三晩の土用干し
  思えば辛いことばかり
  それでも世のため人のため
  しわは寄っても若い気で
  小さい君等の仲間入り
   運動会にもついてゆく

この季節の厄難


2007年8月7日

夏の剪定の季節です。
伸び放題の枝葉をすっきりとすれば見た目ぐらいは涼やかです。
でも、ちょっとやっかいなこともあります。
『チャドクガ』をご存知ですか?
日本全国どこにでもいます。その名前のとおりチャの害虫ですが
身近にはツバキやサザンカの葉につき、大量発生しやすい毛虫です。
葉の込み合った奥にいたりするので、よく手入れされた木には少ないです。
また早めの予防を兼ねた薬剤散布も有効です。ただ、対策が遅れると、
人間にひどい被害を与えます。以下にその恐ろしさの引用文です。
「人を刺すのは目立つ長い毛ではなく、からだ中に50万本もある微細な毒針毛です。
毒針毛は幼虫が脱いだ皮(脱皮殻)にも長い間残りますので、
冬に樹を剪定しても刺されることがあります。
 年2回発生し、葉の裏に生みつけられた卵塊(黄色の毛玉状)で越冬し、
幼虫は5月のゴールデンウイークのころの孵化します。
幼虫は頭を並べて集団で葉を食べますが、冬のうちにたんねんに
卵塊をさがして除去したり、幼虫のまだ小さいうちに葉を切り取って
踏みつぶすのが家庭では効果的な防除法です。
幼虫が大きくなると集団がいくつにも分かれ、被害が樹全体に及び、
除去は危険です。
6〜7月ころに成虫が羽化して、また産卵し、8〜9月に2回目の幼虫が発生します
それが成長して9〜10月に羽化した2回目の成虫が生んだ卵が越冬します。 
チャドクガは、幼虫ばかりでなく脱皮殻やサナギや成虫や、卵まで人を刺します
 チャドクガに刺されるといつまでも激しいかゆみが残り、
それが2〜3週間も続きます。
また、刺されたときの痛みはほとんどなく、あとからヒリヒリした痛みと
強いかゆみでそれとわかるのでやっかいです。
この毛虫に刺されたとわかったときは、その場所にセロハンテープを貼って
毒針毛を取り、そのあと長く流水で洗い流すのがよく、
手でこすったり掻いたりするのは最悪です
抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏を塗り、症状がひどければ
抗ヒスタミン剤を内服します。
何度も刺されるとアレルギー症状を起こし、全身に症状が見られることもあります。
ちなみに私とT部長は『何度も刺されて全身にアレルギー症状』が出てしまいます。
T部長はチャドクガを見つけると恐怖のあまり
コレデモカ薬剤散布をするのですが・・・
いつも負けてしまいます。
私は先週の剪定作業のお宅でサザンカの木に
集団発生しているチャドクガを見つけて注意に注意を重ねていたのですが、
やられてしまいました。今は湿疹が出て悲惨な状況です。
恐るべし・・・です。ちなみにK専務は同じような状況下でなぜか針も通らぬ皮膚の持ち主です。

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