自動潅水とは・・・


2007年4月6日

昨年からお問い合わせのあったDさんのお宅に自動潅水のお見積もりに伺いました。
広いお庭に樹木に混じってたくさんの花木や草花が植えられています。
お花の好きな奥さまが植えられたものですが、それ以外にも季節の花が
鉢にあふれています。
樹木のお手入れはご主人が、草花は奥さまと、役割分担されています。
今回は、他にもたくさんのご趣味をお持ちの奥さまから留守中を含めた水管理の省力化についてご相談を受けました。


自動潅水の設計はまず、どこに水をやるのかということから始まります。
水を与える場所が決まれば水量を計算し、水源の位置や、末端の部品などを考えながら設計します。
直に植えられているものの場合比較的積算もしやすいのですが、
プランターや鉢はいつの間にか増えたり、とりあえずの場所に置かれているため
後で設計と実態が違ってしまうというようなことが起こりやすいのです。
私の場合もそうですが、花が好きな人はいろんな種類の花をつい増やして
しまいがちです。植える場所がなくなると鉢がどんどん増えていきます。
物なら不要になったら捨てますが、生き物だとそうもいかず、増え続けて
収拾が付かなくなる場合も多いのです。Dさんの場合も育て上手から増えた鉢が
40鉢ほどになっていました。
こんなときはまず一度すっきりさせてしまうのが一番です。
しかも他人が行うと踏ん切りもつきます。これまで、いろんなこだわりで植物を残してこられた方々も10人が10人ともきれいになると、以前の状態が想像できなくなります。
もちろん私たちはやみくもに減らすのではなく、最大限生かせるものは生かすことを
モットーにしています。
園芸は結構重労働になりえます。数や量を減らして、省力化して、細く長く楽しめるような環境づくりをご提案していきたいと思っています。


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