微生物(番外編)


2012年5月6日

ゴールデンウィークもあっという間です
あちらこちらで新緑が目にまぶしく、木漏れ日の中に立つと
空気まで緑がかっているような気がします。

仕事でない『ガーデニング』という言葉が頭に浮かびます。
わが家の庭の片隅の小さなスペースに、私はハーブを植えています。
夏野菜も植えるのですが、年中いるのはハーブです。
花ほど手もかけず、ほとんど放置状態で、必要なときに
使うという『気まぐれハーブ園』です。

イタリアンパセリもパセリもしっかり冬越しして、使用量が、
生産量に追い付かず、花までついてしまいました。
もっとも、アゲハチョウが周囲を飛び回り始めたので
私たちが食べない分を、幼虫たちがしっかり狙っています。
レモングラスは、今は稲刈り後のようになっていますが、復活すれば
噴水のごとくすごいボリュームになります。以前主人にススキと間違えられて
引っこ抜かれましたが、たくましく生き残りました。今年は1/3に株分けしました。
収穫もダイナミックで、バッサバッサ刈り取って
暖簾のように干して、調理バサミで刻んでお茶にします。
育てている私には信じられない価格で、おしゃれな袋詰めのお茶が
出回っています。確かに、レモングラスのハーブティーは癖がありません。
後は、タイムにしてもバジルにしろ。ミントにしても。少しあれば重宝です。
カモミールは勝手にこぼれ種で毎年どこからともなく芽生えます。
可愛い花ですが、繁殖力はものすごく、適度に間引かないと『カモミール畑』に
なってしまいます。
花がお茶になるのですが、収穫はレモングラスより手間がかかります。

一番よく使うのがローズマリーです。ローズマリー(うちのは
立性ではなくやや匍匐性)は植えて環境が合えば、ほとんどトラブルはありません。
ただこれもまた使用量と生産量のギャップでときに刈り込まないと
どんどん大きく育ちすぎます。

ときどきそのローズマリーの一枝を使ってパンを焼きます。
ケーキなどのお菓子類は精密さが要求されて私には苦手な部類ですが。
パン作りは楽しいです。イースト菌に任せる時間帯に私は休憩できるのです。
数年前に友人と教室に通い始めてもう5年近いです。
プロ仕様で教えていただいたおかげで、結構気軽に作れるようになりました。
『発酵』という数千年の歴史を持つ先人の知恵はすごいです。

うちのフォカッチャのコツは・・・本当は思いっきり入れて消化したいローズマリーを
控えめに使うところです。
いわゆるハーバルな、気分を味わえるひとときです。



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