懐かしい場所(PART2)


2012年6月28日

今年度、以前3年間ほど携わった現場に、2年ぶりに関わることになりました。
懐かしい場所のお仕事を、させていただくことになりました。
ここ連日。その作業に追われています。

以前は、何も「知らないまま」無謀に「飛び込ん」で、「途方に暮れ」ましたが、
今回は状況を「よく知って」慎重に「先を考えている」自分がいました。
どんなことも経験値というのは大きいです。
作業内容は同じでも、見通しの立つことというのは、ある意味新しいことに
チャレンジする余裕が生まれます。
ひとまず、与えていただいたチャンスに感謝しながら、みなでこの1年間
がんばりたいと思っています。

題字のPART2は、PART1が近々に公開される花ミズキさんの「今月の花」の
エッセイの題名にあるからです。
同じ「懐かしい・・・」ですが、随分雰囲気が違います。
お楽しみに!カーバチはただ今新しい形式に苦戦中です。
(せっかくHPのソフトを使いこなせるようになったのに・・・)という恨み節を
聞かされながらも、着々と進んでいます。合わせて乞うご期待!です。

♪ 雨がふります 雨がふる 遊びにゆきたし・・・ 


2012年6月21日
今日は夏至だそうです。
1年で一番日が長いはずですが、ここ数日の雨で日照時間は短めです。
携帯についている万歩計の記録はこのところ見事に数値が低下傾向です。
もちろん、室内仕事も結構押し迫ったものもいろいろあります。
PCと向き合い、ときに携帯をやり取りしながらのS部長始め、
資料を調べているK専務。文書づくりや通常業務に追われるMさんなど。
雨音の中でも粛々と室内作業が進みます。
近々始まる作業のこと。現在進行形の仕事の段取り。など
ちょっとぴりぴりしてしまうのですが、そんなときふと外の花を見ます。
グルリと歩き回るだけでリフレッシュです。

敷地内の花壇には、この時期ならではのいろんな品種のヘメロカリスが咲いています。


デイリリーの名前の通り、切り花にするとあまり花が持ちません。
そのせいか、花屋さんでは流通しないため、育てた者だけが味わえる花です。
以前イタリア料理のレストランでつぼみが料理に出てきました。
鑑賞以外に利用価値のある花です。在来種のニッコウキスゲやカンゾウと
よばれるものもこの仲間です。

これから真夏に向かって丈夫で繁殖力旺盛なルドベキアも
中央がソフトな色合いのタイプが出回っています。

これまでのルドベキア(右画像)の中心は黒っぽくて、その特徴から英語名は
『スーザンの黒い瞳』と呼ばれていたので、左の品種はスーザンさん?
ではないようです。

せっかくのスカシユリも雨に打たれて痛んできました。
1球から始まったものですが。毎年見事に咲きます。
ややクリームがかった光沢のある花弁はカサブランカ
などの大型の真っ白なユリとはまた一味違う風情です。

ユリはスペースさえあれば、直に植えると管理が楽です。
よく日があたる場所であれば、花つきも良く毎年咲きます。
木陰で夏は半分日陰。春先から初夏には日が当たるような場所だと
世話入らずです。うちではさらに有機一発肥料や、えこ土んなどの有機物も
たっぷり根元に入れてあります。後は文字通り放置状態です。
地上部が枯れてきたら、切っておけば見苦しくもありません。
よく球根植物で、花が終わって葉が青々しているときに、邪魔になるからと
切ってしまわれる方がおられますが。葉は緑色の間はまだ『現役?』なので
翌年の花のためにしっかり栄養を蓄えてもらわないと次の花に影響します。
注意すべきは植えた場所を忘れて、後日他のものを植えるときに球根を
傷つけないようにすることぐらいです。何年間かは植えっぱなしで十分です。

結局最後は市場で仕入れて、出番を待つ苗を見ながら、それぞれの組み合わせや
作業の段取りに思いが行ってしまう雨の日です。

潅水工事


2012年6月12日

昨日から始まった潅水工事は今日終了しました。
今日はあいにくの雨でしたが、無事に終了です。
工事の詳細は後日ランドケアのHPでUPします。
 広い芝生と、花壇が前後にちらばったお宅に、ポップアップ式スプリンクラーと、
ドリップホースを埋設する内容でした。
潅水工事は、S部長中心に初日はItさんとYさんの3人でスタートしました。
天気予報が下り坂でしたが、前日までの下準備が功を奏し、非常に効率よく作業が進みました。
S部長に言われ、  私の役割は長尺である塩ビ管を2mにカットして現場に運ぶことでした。


 造園業は主に樹木を『切る』のですが、道具にはさまざまなものがあります。
木を切ると言っても、幹の直径、素材の硬さ、また竹などの特殊なもの、根っこ、葉などなど
全て道具が変わります。手動からエンジン式のものまでさまざまです。
 潅水工事の場合は人工の塩ビ管や電線を切る道具も使います。
塩ビ管を切るには、塩ビカッタという優れものの道具があります。

この道具は、とても不思議な動きをします。
いわゆる植木バサミを使うように持ち手をしっかり握ってつかむと加えた力がそのまま伝わるのではなく 、
ハンドルを開閉する毎に少しずつ、ちびちびと刃が塩ビ管に食い込んでいきます。
硬い塩ビ管がグニューッっという感じで切り屑も出ず、切断面もきれいな状態でカットできるのです。
その様子はいつも私に、ゆで卵を糸で半分に切るときを思い起こさせます。
実はこの道具は、日本のメーカーが発明して世界に普及したのです。
さすがです。

まあ私が役に立ったのはその程度で、現場に搬入した頃には、深い穴もしっかり掘られ


巻いてあったホースも埋設されて作業はどんどん進んでいました。

作業をしていたItさんが、

「あっ!オレがいる」とつぶやいた、視線の先には、ごろりと横になった
焼き物のタヌキがいました。自虐ネタに、思わず突っ込みを入れたくなるのを
(言えた義理か)と、つい「・・・・・」沈黙の私でした。

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