雨のち晴れ


2009年8月6日

黒い雲が広がるのを少々不安に思いながら、
今日は低木の間の除草作業でした。
地味で、しかも成果の出にくい作業です。というのも、カヤの類は
成長が早く、時間が経てばまた伸びてくるからです。
木の間から伸びてきた目立つ草を、人力除草で対処しましたが、
たぶんこれも時間が立てば元の景色に戻ってしまいそうです。
それでも、A子さんと一生懸命手さぐりしながら株元をつかんでは抜けるものは
引き抜いたり、鎌で刈り取ったりしました。
作業を進めているうちに、雨粒が顔に当たり始めました。(まだダメ!)と
思う間に土砂降りになってしまいました。ドロドロ、ビショビショの作業は
久々でした。雨と汗に加えて、涙と言いたいところですが、
(仕事だから)と割り切って、何とか、無事に終了です。
今日は、前半の区切りの日でしたので、付加作業も含めて、
やり遂げることが目標でした。現場責任者のS部長やItさんたちも
法面を上がり下がりしながら除草作業の方々といっしょに刈り草を収集していました。
除草部隊の若手の方々はいつもどおりきれいに仕上げてくださいました。
なんとか雨も小雨に戻ったときにはみんなの心の中は晴れ模様でした。
雨の多い日本の緑地管理は雑草との戦いです。そんな中で「きれいな景観」を
維持するのは大変な集約作業です。費用対効果は悩ましいところです。
抜いても、刈り取っても、植物はたくましく復活します。
植物が生き物であることを痛感する日々です。
もちろん、植物はときに美しさや癒しも与えてくれます。
今月の花でハナミズキさんが、雑草の中でもけなげに咲いている
敷地内の花をピックアップしてくれました。
合わせて、K専務のドクトルカーバチも更新です。
「毛虫」という言葉にくくれないほど、みな個性的です。
花も虫も、私たちも「ぼくらはみんな生きている」です。


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