週明けの作業


2009年6月8日

月曜日です。雲ひとつ無い、しかも暑い一日でした。
今日は、昨年度受注した、大きなマンションの植栽の年間管理の
第一回目の低木剪定と薬剤散布でした。
今年度は昨年度に比べて契約内容の範囲が広がりました。
広い敷地の四辺に植えてあるヒラドツツジをはじめ、
法面に生えている低木、アベリア、サツキ、バイカウツギ、ユキヤナギや
ウバメガシの垣根などを次々にバリカンで刈っては、枝葉を集めます。
作業が二手に分かれます。
薬散組のInさんは、普段はミカン農家です。
果樹向け散布の要領では少々力不足の、うちのポンプの馬力を
嘆きつつ、サウナスーツのような防護服を着て汗だくの奮闘です。
刈り手のIさんは、若手のItさんと共に、エンジンつきバリカンで
片っ端から刈っていきます。
Iさんは若い頃、「人間ユンボ」の異名を取ったツワモノです。
今は「若者」ではありませんが、その片鱗は十分感じさせます。
極めつけは、肥料散布に使う、大きなタンクを背負い、
太いホースで、噴射作業です。通常のブロアと空気圧の勢いが全然違います。
刈った後の小さな枝葉があっという間に吹き飛ばされます。
サツキやヒラドの花がらが取れて、見た目もきれいになります。
路面に飛び散った剪定くずも操るように空気に押し出されて、集められます。
ちょうど下校途中の小学生がその様子をながめて「スッゲェ」と
感心していました。その姿は、ゴーストバスター風ですが、
頭にかぶった麦藁帽子がちょっと違うイメージを作ります。
法面の草集めは暑さの中では結構厳しく、うかつにも普通の靴で来てしまった
私は何度も滑ってしまいました。A子さんの、手際よさについていけません。
午後から、薬散組だったS部長も刈り手に回り、InさんやNさんも手元の
応援に回ってくれました。
あごを出しかけの私にInさんが、「こんな日で参っては炎天下のミカン山の薬剤散布は
できんよ」と言いました。本格的農業の大変さは半端ではなさそうです。
今日は全体の70%近くを終了させました。
明日は、人数は減りますが、残りを仕上げます。
できれば、曇り空がありがたいですが・・・


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