柳の枝を高く感じるときは・・・


2009年6月29日

待ちに待った雨が降り出しました。
このときとばかり、今日は大道筋でヒャクニチソウの種まきです。
実は、雨が降ると予想して蒔いたヒマワリの発芽率が悪く、
追い蒔きをしなければならなくなりました。
作業をしてくれたA子さんが、芽の出ていない箇所の種の
根の先端が黄色くなっていると報告してくれました。
土を掘って水の状況を確かめながら前進するほどの、M夫妻の
水やりをもってしても、炎天下続きは幼い根には厳しかったようです。
乾燥状態が続くと、まとまった自然の雨が値打ちです。
今日は最高のコンディションでした。
できれば、作業がすべて終了してから降って欲しいところでしたが、
優先順位はやはり雨です。
母が作ってくれた「手製ピッチ縄」も大活躍で、等間隔の
種蒔き作業をスムーズに運ばせてくれました。
先週植え込んだ13000株以上のD公園の花壇の苗も順調に
生育しそうです。予報が外れたときの『念のため潅水』で
週明けの朝、水をまきに行ったS部長も降り始めた雨に作業を中断です。
何もかも恵みの雨です。
この二ヶ月あまり、重なる仕事のやりくりと、予想外の晴天高温続きで
少々干上がりかけていた私も、今日はカエルのように
ケロケロ喜びの声を上げたいところでした。
顔が似ていたのか私の子供の頃のあだ名はケロヨンでした。
そのせいか、私は昔からカエルに親近感を持っています。
例えば、花札にも出てくる小野道風の逸話の、
柳に、飛びつくカエルの話もお気に入りでした。
身の丈をはるかに越える柳に、あきらめずにピョンピョン飛び跳ねて、
最後は飛びつく「ド根性カエル」を、子供心に「スゴイやつ!」だと
素直に思っていました。
しかし最近の「ひとみガエル」は、跳躍力が落ち気味です。
まあ、柳の枝が高く思えるときは、力を溜めて再チャレンジするか、
飛びつく枝を変えるのも良いのかもしれませんが。
明日も雨が残りそうです。

暑かったです。


2009年6月22日

ランド・ケアと仕事で朝早くから公園植え込み作業でした。
サルビアやマリーゴールド、ベゴニアなどの植え込みです。
花壇の植え込みは大道筋で慣れていますが、
今回の量はこれまでとは比べ物になりません。
植えなければならない苗は総計約13000株です。
公園内の四箇所に植えます。
二回に分けて搬入される今日の分は7000株以上のサルビア。
長い園路に植え込みます。
それを6人で行いました。
雨ガッパの中はサウナのよう。
途中からの炎天下と、湿度の高さは
身体の中から水分と思考力を搾り取っていきそうです。
ただただ粛々と行います。
感情はこんなときは逆に体力を消耗させます。
焦っても、怒っても、泣きたくても、ひたすら黙々と植え込んだ
方がましです。
効率良い作業は作業員全体がつながった感じです。
流れ作業というのでしょうか。各自持ち場を分担しています。
熟練者はそんな中でも、全体像を見て、材料が足りなければ
さっと手渡したり、道具を回したり、片付けたりします。
もちろん自分の持ち場の仕事は維持しながらですが。
逆に、不慣れな方は突然持ち場を離れるので、
周囲が困る場合があります。
熟練者はいろんなことを経験しながらいかに自分の身体も楽に、
しかも能率を上げるかを経験で知っています。
だから、現場では一番全体の作業を熟知している人の支持を
仰ぐことが間違いの無いことのようです。
もっとも、これまでよくあるのですが、不慣れな方ほど従わずに単独行動したがります。
現場初心者の頃の私もそうでしたが、全体が見えなく難しいところでした。
最終的に、6000株近く植えました。
これから益々熱中症などの対策が必要になるでしょう。
厳しい週始めです。

思い通りにならないことだらけ。


ずっと雨を望んでいました。
予報では、日曜日の夜に降る予定でした。
「曇りのち雨」というのは、作業を終えて降るという感じで
理想的でしたが・・・・
週末は予想以上のカラカラ天気でした。
潅水作業に入ってもらったMさんたちから
夜、私に悲鳴のような電話がかかりました。
「あまりに土が乾燥しているので、浸み込みません。掘って様子を見ながら
撒いていたら10時間以上かかってしまいました」
お二人には、潅水の花壇の優先順を伝えていましたが、「み、水・・・」という
花壇をすべて見捨てられなかったようです。
それでもたっぷり撒いていただけたのは有難かったです。
日曜日も、天気は崩れませんでした。
(週末降らなければ、河川公園に水をやらなければ)と
何度も空を仰ぎましたが、雨雲は見当たりません。
ちょうど、明日から始まる公園の花壇の植え込み作業の準備に
来ていたS部長とも話して、軽トラックに重いホースを
積んでもらい、潅水作業を行なってもらしました。
1000?以上の芝生と、数十本の樹木の水鉢いっぱいに水を注ぐのは
一人でやると結構時間がかかる作業です。応援は大いに助かりました。
スタートが夕方だったのでいつもの人気の少ない景色とは違いました。

元々の予定の工期では3月中に終了のはずが、諸事情で2ヶ月ほど延びました。
梅雨をあてにしての作業でしたが、空梅雨なので、植物にとっては厳しい状況です。
新しく植えるものも、きついですが、植えられたものを移植させる場合リスクが高いです。
特に、5m前後の、ヨウコウザクラ20本ほどはううむ。です。
だめもとと言いつつも、(ついて欲しいなあ)とみな水をやっています。
このサクラは一本ずつに寄贈の社名が入っていていわゆる記念樹です。
樹木とプレートを間違えないように移植させています。
他の植物と同じように水をやってもらっているのですが。
時期が時期だけに厳しいところです。
雨は欲しいですが、今日の作業中は降らずに
作業後にたっぷり降って欲しいですが・・・思い通りになりません。

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