師走前の一日


2008年11月25日

今日は個人邸の剪定作業でした。
松が結構ある日本庭園のお宅です。
久々のSさんの応援と、K専務にS部長が刈り手となり、
A子さんが手元に回りました。
芝生もあるので、明日も作業が続きます。
雲行きの方が怪しいので、今日は特にピッチが上がりました。
重いバリカンを終日扱ったS部長はさすがに腕も腰もお疲れ気味です。
主に松だけが残ったので、明日はSさんとK専務で仕上げます。
私は朝から市場へ仕入れに行きました。
今日の本命はポインセチアでした。
元々この植物の原産地は、メキシコです。暖かい乾燥地が、
本来の環境です。冬の植物ではないのですが、
花に見える苞(ほう)と呼ばれる部分の色合いが
クリスマスカラー(赤・緑中心)なので、この季節にはどうしても
主役の植物です。
最近はいろんな品種が出回っています。
今日は、来月の寄せ植えに使う、小ぶりのものや
単品のディスプレイ用などを選びました。
ピンク系の班の入ったアイスパンチは小ぶりでも目立ちます。

豪華なドレスのギャザーとふくらみを思わせるウィンターローズ。

斑入りの代表種で少しシックな色目のホワイトジングル。

種間雑種でピンク系ユーフォルビアのドルチェローズ。
寒さに弱いので、室内管理ですが、ちょっと野趣があります。

他にも、アーチ仕立てのものを仕入れました。
それぞれの組み合わせを考えながら、納品が楽しみです。
明日は大道筋のでカンナの刈り込み作業に入ります。
そろそろ冬支度が始まります。

空模様、心模様


2008年11月21日

私はしょっちゅう頭の上に広がる空を眺めます。
町の真ん中の作業でも、少し樹木に囲まれた場所でも。
空を眺めて、天気の変化を気にします。
この仕事、屋外作業がほとんどなので、天気は気になるところです。
自然に、空の雲の変化を目で追います。
西の空が真っ暗だとか、明るくなってきたとか。
雲の流れの速さや方向だとか。
結構当たり前だと思っていたのですが、デスクワークの人には
このようなことは無縁なのかもしれません。
空を眺める癖?がついているのですが、ごちゃごちゃした地上に比べて
広々としたものを眺めるのは精神的には良いのかもしれません。
今朝は、ブルーな気持ちで始まりました。残念ながら空模様も
同じ曇天でした。途中で降り出した雨の中、ドロドロの作業で、
余計気持ちが沈みそうでしたが、そこは、何とか作業をやり遂げた達成感
で乗り切りました。
私が落ち込んだのは、あわただしい日々の結果、ものごとの処理に
支障が出ていることに気づかされたことです。
大企業と異なり、小さな会社はみな何役もこなさなければなりません。
それがつらさでもあり、楽しさでもあるのですが。
『人・もの・お金』全てに制約が多い中で、無限の可能性を秘めるのは
工夫と知恵と心だけです。
とはいうものの、みな生身の人間です。いろんなことを何でもすばやく、
私も含めて、みなにいつも、細やかな気配りをしてくれるMさんに、
いろいろとせわしない負担を与えてしまっていることが分かりました。
私にも大いに原因があることに気づき凹んでしまった次第です。
申し訳ないと思いながら反省を繰り返す私です。

カレンダーを見間違えそうです


2008年11月20日

体感温度がここ数日打って変わった低温です。
小春日和が続いていただけに余計、落差にびっくりです。
数日前に私たちはネコ対策がきっかけのロックガーデンのHさんのところに
剪定と花壇の冬の植え替えに伺いました。
少しクリスマスを意識して、ガーデンシクラメンも、白と赤に絞って。
「クレオパトラ」というネーミングの紫系のちょっとエレガントなパンジー
や、アクセントにサーモン色がかった赤いポインセチアを数鉢入れました。
ベースのシ常緑の植物(ヒメヒイラギ、プミラ、ツワブキ、フッキソウなど)
が残っているので、赤・白・緑のクリスマスカラーも含みます。
お楽しみに、サクラソウやカンパニューラも植え込んでありますが
開花までは時間があります。クリスマス後は、ポインセチアをハボタンに
入れ替え予定です。夏ほどの水遣りは必要ありませんが、ホースを入れ込んで
あるので、水遣りの時間に、花の観賞やお世話をされます。
Hさんは、お手入れ時に切った、ほんの小さな花枝も一輪挿しで楽しんでおられます。
ロックガーデンは、常緑のものをベースに入れておくと少しの
植え替えでも季節の変化が楽しめます。ロック(生駒石)の自然な風合いと
形の変化で立体感や味が出ますが、何より実用的な意味で除草面積が
減って管理が楽です。枯れたものは除去しても、石に囲まれて
いるので、隙間に違和感がありません。
Hさんの花壇は、年間3回の植え替えを、年2回のお庭の剪定とセット
でお請けしています。花壇を別に管理するよりずっと経済的ですし、
何より、ゴミの始末なども発生しません。花苗は多めに持っていって
ご希望に合わせます。
実は私はこの植え替え作業が大好きです。まるで舞台の場面が変わるように、
同じ花壇のイメージが変わるので、そのときのお客様の喜ばれる姿を
見るのが楽しみです。
作業時は少し汗ばむ陽気に「ちょっと早めのクリスマスモードです」
と言っていたのですが。あっという間に、師走気分になってしまいました。
しばらく、体感温度に振り回されそうです。

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