ツキを呼ぶ


2008年10月23日

この仕事をしていて、一番達成感があるのは、以前は雑然としていたところが
見違えるようにすっきりしたときです。
特に、玄関周りや出入り口を美しくすると、幸運も呼び込むようです。
というのも、数年前、Mさんがうちに入ったときに、まずしてくれたことが
事務所の入り口の整理整頓です。そして室内に観葉植物や花を飾ったりして
いっぺんに雰囲気が変わったのです。そうしたら、なんと競争率35倍の入札が
当たりました。
もちろん偶然でしょうが、でも出入り口がすっきりすると何だか気持ちも明るくなります。
昨日、テレビ(プロフェッショナルという番組)で、第一線で活躍する
さまざまな方々が、どのように前向きな考えを維持して、プレッシャーを克服するかと
いうことを、これまでの話の内容から、統計的に検証していました。
そして、一番行き詰ったときこそ「笑う」、つまり笑顔ですごすという回答が出ていました。
そのことを脳科学的にも、証明していました。何でも、笑っているときの脳は非常に、
活発で前向きな状態だそうです。
しかも極端に言うと、意識して、口元を緩め笑顔にすると、逆に、脳が刺激を受けて
ポジティブな心を生み出すそうです。
そういえば、これまでも、いろんなお庭のリフォームなどに関わってきましたが、
枯れた鉢や空の鉢を片付けて、雑草も取り除き、剪定したり、きれいな花を飾ったりして
景観を美しくすっきりさせると施主さんの表情も笑顔になります。
それを維持しておられる方は、以前に比べて積極的に日々を楽しんでおられるようにも
お見受けします。
そうでなくても、眉間にしわが寄りそうな情報のあふれる毎日の中で、
少しでも、笑顔とツキを生み出せる環境づくりのお手伝いをすることが
私たちの仕事のゴールかもしれません。

ちょっと嬉しかったこと


2008年10月16日

今朝は思わぬ電話で始まりました。
外作業の最中に鳴った電話は、ちょうどMさんが席を外していたので
私が取ることになりました。
何気なく見た着信ナンバーは市内局番の「・・・1234」でした。
(珍しい番号だなあ)とぼんやり取ると、警察からでした。
思わず緊張する私に、穏やかな男性の声で
「大道筋の花壇に花を植えているのはお宅ですか?」と聞かれ
「はいそうです。」「実は・・・」と話された内容は以下のものでした。
今朝コスモスの花壇から花を抜き取っている人がいて、警察で
捕まえたというのです。被害者はうちになるので、手続きに伺うと言われます。
時々、植えた花の中に穴が空いていることはあったのですが、
こんなことは初めてでしたのでびっくりしました。
来られたおまわりさんに詳しく伺うと、
地元の方が通報して下さったそうです。すぐに現場に出向いて捕まえ、
本人に現状復帰させたということでした。
私が思わず、「地元の方が花壇を気にして下さっているのでしょうか?
私としてはそのことが嬉しいですが・・・」と言うと、
そのおまわりさんもにっこりと、「ぼくたちも、見てますよ」と
言って下さいました。
なんだか気持ちが明るくなりました。
実は最近の私は「春欝」ならぬ「秋欝」でした。
自分のふがいなさに沈んでしまって
(どうせ一生懸命やっても誰も見向きもしないことかもしれない)
と悲観的になっていました。もう随分前ですが、一生懸命やっていたことが
突然打ち切られたことがありました。
(また同じかな?)とトラウマのようになっています。
ちょうど友人が、アップルコンピュータの元社長のスティーブ・ジョブズ氏の
スピーチを字幕で聞けるサイトを教えてくれました。
素敵な内容でした。彼は3つのことを話しました。
そのうちの一つ「点を繫げる」という言葉が私の胸に強く残りました。
「先を見て『点を繋げる』ことはできない。
出来るのは、過去を振り返って『点を繋げる』ことだけ。
だから将来その点が繋がることを信じなくてはならない。
根性、運命、人生、カルマ、何でも良いから信じること。
点が繋がって道となると信じることで心に確信を持てる。
たとえ人と違う道を歩むことになっても、
信じることで間違いなくすべてが変わる。」
そういえば、最近、昔していたことが今の仕事と繋がる事が出てきました。
亡くなった父が目指していたこと。その後新たに経験したこと。
いろんな人に支えてもらいながら、少しずつ播いた種から芽が
出始めているような、そんなことを感じた一日でした。
(スピーチのサイトですhttp://jp.youtube.com/watch?v=qQDBaTIjY3s

秋晴れの下1 〜泉州ならではの仕事〜


2008年10月11日

昨日、うちは現場が三箇所に分かれました。
というのも前日、突然、昨年屋上ガーデンを依頼してくださった
マンションの管理人さんから、
「土・日の祭りまでに外の木の剪定をお願いしたい」
という申し出があったのです。
以前オーナーの奥様が剪定されていたカシが、ついに一階のひさしも
越えてしまったようです。
現場に行って話を伺うとそのひさしを指差し
「だんじりの高さがあそこなので、曲がるときに邪魔にならんように
切ってください」と言われます。

ちなみに写真の紅白の柱(170cmほどです)は
この時期この泉州ではごく普通に見られる、だんじりの安全対策です。
マットのようなものを曲がり角の柱ごとにまきつけて
紅白リボンを巻いてあります。
岸和田のだんじり祭りは全国的にもメジャーですが、
堺も含めて泉州の各地域ではこの季節、お祭り一色になります。
引っ越してきた当初は、祭りの日に車で走行中、突然車列が動かなくなり、
道路の中央に法被を着たおじさんが、悠然と誘導灯のようなものを
振っておられる姿に度肝を抜かれました。しばらくすると停車中の車の横を
にぎやかなお囃子と威勢の良い掛け声でだんじりが通過します。
しかもあちらこちらで同じような場面に出くわします。
地元では、まず「だんじり優先」です。
小学校の運動会も、9月に前倒しされます。8月の終わりごろから、
夕刻にお囃子の練習の音が聞こえ始めると秋を感じます。
とまあ、その「祭りのため」ご期待に応えるべく、
急遽予定変更で、K専務とA子さんが
朝一番に回りました。K専務がはしごから4mを越える、樹木に
よじのぼってしっかり剪定してきました。
たくさんの方の思い入れの強いお祭りが、先週、今週と続きます。

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