盆明けの緑


2014年8月16日

毎日植物と関わっていますが、やはり仕事を離れて緑を見るのは少し違います。
私の好きな場所の一つである河内長野市の天見に足を運びました。
ここには樹齢400年の大イチョウの木のある八幡神社があります。
そこを拠点にしてぶらぶらと散策するのが私のリフレッシュの一つです。
見上げるほどの大イチョウには緑色の銀杏の実がたくさんなっていました。

400年イチョウ2
どんよりとした空の下で、遠くでブーンと草刈りの音がします。ご高齢な農家の方が
一生懸命肩掛け式の機械で草を刈っておられます。農業は本当に大変だと思います。
私たちの扱う緑地や公園と違い、風景全体(際限が無いかと思われるほど)を
相手に、日々管理しておられるからです。
それだけに、手入れされた田畑やその周辺はとても気持ち良く、心惹かれます。
そういう日本の景色を維持していくことは並大抵ではないのでしょうが。

棚田
そろそろ稲穂が見えています。
少し歩いて近くの山道に入りました。誰もいない林の中を歩きました。下枝が打ち払われて
ここかしこに曲がった小枝が落ちています。杉の木にポツンと、作業のための
1本脚のはしごが立てかけてありました。

林
小道の両脇にたくさん生えていたシダ類もまるで鳥の羽のようです。

シダ
何気ない擁壁のコンクリートでさえ、苔が張りついて趣を添えていました。

コケ
車でほんの30分ほどのところに、こんな景色があることが嬉しくて、
静けさと緑に癒された時間でした。


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