潅水工事


2012年6月12日

昨日から始まった潅水工事は今日終了しました。
今日はあいにくの雨でしたが、無事に終了です。
工事の詳細は後日ランドケアのHPでUPします。
 広い芝生と、花壇が前後にちらばったお宅に、ポップアップ式スプリンクラーと、
ドリップホースを埋設する内容でした。
潅水工事は、S部長中心に初日はItさんとYさんの3人でスタートしました。
天気予報が下り坂でしたが、前日までの下準備が功を奏し、非常に効率よく作業が進みました。
S部長に言われ、  私の役割は長尺である塩ビ管を2mにカットして現場に運ぶことでした。


 造園業は主に樹木を『切る』のですが、道具にはさまざまなものがあります。
木を切ると言っても、幹の直径、素材の硬さ、また竹などの特殊なもの、根っこ、葉などなど
全て道具が変わります。手動からエンジン式のものまでさまざまです。
 潅水工事の場合は人工の塩ビ管や電線を切る道具も使います。
塩ビ管を切るには、塩ビカッタという優れものの道具があります。

この道具は、とても不思議な動きをします。
いわゆる植木バサミを使うように持ち手をしっかり握ってつかむと加えた力がそのまま伝わるのではなく 、
ハンドルを開閉する毎に少しずつ、ちびちびと刃が塩ビ管に食い込んでいきます。
硬い塩ビ管がグニューッっという感じで切り屑も出ず、切断面もきれいな状態でカットできるのです。
その様子はいつも私に、ゆで卵を糸で半分に切るときを思い起こさせます。
実はこの道具は、日本のメーカーが発明して世界に普及したのです。
さすがです。

まあ私が役に立ったのはその程度で、現場に搬入した頃には、深い穴もしっかり掘られ


巻いてあったホースも埋設されて作業はどんどん進んでいました。

作業をしていたItさんが、

「あっ!オレがいる」とつぶやいた、視線の先には、ごろりと横になった
焼き物のタヌキがいました。自虐ネタに、思わず突っ込みを入れたくなるのを
(言えた義理か)と、つい「・・・・・」沈黙の私でした。


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