日頃の行いが・・・


2009年10月2日

良いのかどうかは微妙ですが。植え込みの後に恵みの雨です。
昨日はランド・ケアと、公園の花壇の3,000株の植え込みでした。
日差しは強かったのですが、木陰はとても気持ちの良い涼しさでした。
それでも、作業をしていると、汗ばんできます。
全花壇(4ヶ所)の総入れ替えだと13,000株ほどになりますが、
その作業は6月と3月だけです。
昨日は補植ということでそのうちの3,000株の入れ替えでした。
年二回だけの入れ替えで1年間を美しくというのは少々厳しい設計です。
6月に植えたマリーゴールドもベゴニアも、サルビアもこの夏は潅水で何とか
持たせたのですが、それでも、限度があります。
「11月末のイベントまで美しく持たせたい」という要望にお答えするには、
補植と、既存の生き残り苗の移植で乗り切るしかありません。
4ヶ所のうち、1ヶ所は全部。残り2ヶ所は部分入れ替えです。
この時勢、予算が無いという言葉は巷にあふれています。
元々、競争入札でシビアな価格で落札した分、苗選びにも一工夫必要です。
今回同じ品種ですが、単色ではなく文字通り色々(カラフル)な苗になりました。
全部で6色でした。
数合わせのやりくりは、頭の痛い半面、パズルを解くような感じです。
元気な苗を、大きく育てるのは、私たちの管理次第です。
いつも思うのですが、このような仕事は、どれだけ努力しても枯れたり、汚く
なると、それまでのことが水泡に帰します。
もともと何のための仕事かと問えば、やはり一人でも多くの市民の方がその風景に
和むというのでしょうか、その場所が荒れているより、きれいな方が良い
というのがゴールなのかなと思っています。
それに「誰も見ていない」と思うより、きっと誰かが
見てくれるだろうと信じて作業をした方が私たちもがんばれます。
小さな花壇は、全部入れ替え。前回は、マリーゴールドとベゴニアでした。
木陰で少し暗い感じの場所にありますが、そばに児童公園があるので
小さなお子さんの親子連れや、園児から小学生までがよく通ります。

与謝野晶子の歌碑が建っています。
「花の名は一年草もある故に忘れず星は忘れやすかり」

 

広い二段の花壇は上段の赤いベゴニアを下の段の補植に使って、撤去後耕し。
一番数の多いサーモンピンクを中心に、色の近いレッドも加えて埋めます。

作業後帰る前に、植え込んだ花壇を見ると、親子連れのようなお二人が、
花壇を背景に携帯で写真を撮っておられました。ちょっと嬉しかったです。

その勢いで今日は小雨の中を大道筋の花壇の一部入れ替えを行いました。
全員ドロドロになりながら、(降るな!)と念じつつ。
作業が終了した途端に(降れ!)という、わがままな願いが天に届いたのか、
作業後に降り出した大量の雨に、思わずニンマリでした。


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