炎天下の除草作業


2009年7月14日

「梅雨の間に・・・」とこちらが思っているのに、
いつの間にか、梅雨空はハギレになってしまいました。
見上げる空からは、容赦の無い紫外線が降ってきます。
今日は、先日13000株ほどの苗を植えた大仙公園の花壇の除草作業でした。
雑草対策をねらって、密植度を上げた分、苗の間の細かな雑草を抜くのは
面倒な作業になります。花壇周辺の芝生部分の雑草も大きくなってきました。
肩掛け式の機械除草組と、株間の草を除去する人力除草組とに分かれた
作業でした。
午前中、気温はどんどん上昇し、一ケ所を終え、二ケ所目に移るまでに
1時間ごとに給水しても、飲んだ水分がどんどん汗になって出て行きます。
お茶だけでは、塩分が不足するので、スポーツドリンクのようなものも
飲むのですが、追いつきません。
さすがの若手のItさんでさえ、11時ごろには、少々ばて気味です。
単に雑草と言ってもいろいろです。今日の相手で手ごわいのはヒルガオでした。
狭い隙間に身体を入れて、ヒルガオの根が切れないように引き抜くのですが
これがなかなか難しいのです。
ヒルガオの根はちぎれた破片からでも、芽を出します。
だから耕運機で耕して根を切断すると、ヒルガオをばら撒くことになるので
厄介です。植え付け前の作業では、発掘調査か、はたまた、
エビの背ワタ取りのような、慎重な作業で根っこを大量に掘り出しました。
それでも、生き残っています。
ヒルガオは芽を出すと、頼りなげな細い茎で周辺植物にまきつきます。
そして、しっかりまきついて、よじ登っていきます。
当初は小さな葉ですが、上に伸びるほど、葉が大きくなっていきます。
自分を支える茎にエネルギーをかけずに最低限度の細い茎
(結構強くちぎれいにくいですが)で、他の植物を支柱にします。
だんだん光が当たるようになったら、思いっきり葉を広げ、
すごい勢いで成長します。夏の暑さは平気です。
いつの間にか、巻きつかれた植物の方は、光が当たらず、弱っていきます。
あの可憐なピンクの可愛い花のイメージからは想像できない
したたかさとたくましさです。
午前中の作業で全員ややバテテ気味です。
お弁当なんか食べられるのかな?と思うほど、消耗しました。
それでも、一口二口食べていくうちに、だんだん復活です。
この公園は芝生が広くて、たくさん木があります。
影に入ると、心地よい風が吹きます。
このまま芝生の上で昼寝したい誘惑を振り切って
午後もがんばり、今日の一仕事を終えました。
明日も残りを少し上げます。


ページトップへ