ちょっと嬉しかったこと


2008年10月16日

今朝は思わぬ電話で始まりました。
外作業の最中に鳴った電話は、ちょうどMさんが席を外していたので
私が取ることになりました。
何気なく見た着信ナンバーは市内局番の「・・・1234」でした。
(珍しい番号だなあ)とぼんやり取ると、警察からでした。
思わず緊張する私に、穏やかな男性の声で
「大道筋の花壇に花を植えているのはお宅ですか?」と聞かれ
「はいそうです。」「実は・・・」と話された内容は以下のものでした。
今朝コスモスの花壇から花を抜き取っている人がいて、警察で
捕まえたというのです。被害者はうちになるので、手続きに伺うと言われます。
時々、植えた花の中に穴が空いていることはあったのですが、
こんなことは初めてでしたのでびっくりしました。
来られたおまわりさんに詳しく伺うと、
地元の方が通報して下さったそうです。すぐに現場に出向いて捕まえ、
本人に現状復帰させたということでした。
私が思わず、「地元の方が花壇を気にして下さっているのでしょうか?
私としてはそのことが嬉しいですが・・・」と言うと、
そのおまわりさんもにっこりと、「ぼくたちも、見てますよ」と
言って下さいました。
なんだか気持ちが明るくなりました。
実は最近の私は「春欝」ならぬ「秋欝」でした。
自分のふがいなさに沈んでしまって
(どうせ一生懸命やっても誰も見向きもしないことかもしれない)
と悲観的になっていました。もう随分前ですが、一生懸命やっていたことが
突然打ち切られたことがありました。
(また同じかな?)とトラウマのようになっています。
ちょうど友人が、アップルコンピュータの元社長のスティーブ・ジョブズ氏の
スピーチを字幕で聞けるサイトを教えてくれました。
素敵な内容でした。彼は3つのことを話しました。
そのうちの一つ「点を繫げる」という言葉が私の胸に強く残りました。
「先を見て『点を繋げる』ことはできない。
出来るのは、過去を振り返って『点を繋げる』ことだけ。
だから将来その点が繋がることを信じなくてはならない。
根性、運命、人生、カルマ、何でも良いから信じること。
点が繋がって道となると信じることで心に確信を持てる。
たとえ人と違う道を歩むことになっても、
信じることで間違いなくすべてが変わる。」
そういえば、最近、昔していたことが今の仕事と繋がる事が出てきました。
亡くなった父が目指していたこと。その後新たに経験したこと。
いろんな人に支えてもらいながら、少しずつ播いた種から芽が
出始めているような、そんなことを感じた一日でした。
(スピーチのサイトですhttp://jp.youtube.com/watch?v=qQDBaTIjY3s


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