冷たい秋雨が続きます。


2008年9月29日

今日はずい分気温が下がりました。
なんだか、夏がずい分遠くに感じられます。
ほんのついこの間(1週間前)まで、作業の合間に凍らせたお茶を飲んでいたのに、
そんなことが信じられないような肌寒さです。
これが平年気温でないと分かっていても少々あせります。
植物の成長の度合いは9月に入ったとたんにブレーキがかかってしまいました。
日中の気温に油断していましたが、夜の温度が低いので
こちらの思ったように大きくなってくれません。
いろんなことが、計算どおりに行かないちょっと凹みの日々です。
そんなときに同世代の友人のがんばりは自分の励みになります。
今日は学生時代の友人のK子さんから電話をもらいました。
結構厳しい状況だったのに、たくましく乗り切りつつあるようで、
電話口の、いつもの豪快な笑いに私までうれしくなりました。
彼女も私も共に、うら若き乙女?の頃、異なる学校の合気道部に所属し、
休日も道場に通い続け、寒稽古も皆勤賞という縁で知り合いました。
以来のお付き合いですが、うちのお客様第一号でもあります。
夜、これもまた根性の塊のような友人のY子さんからメールがきました。
以前にもここで取り上げましたが、農業の傍ら、伝統的大工仕事の手伝いや、
木工もやります。元々美術系なので、デザインのセンスが抜群です。
私と違って、優秀主婦でもあります。
彼女もまた、材木に関わる新分野の勉強に取り組み、奮闘しています。
大病を乗り越え、いつも前向きに、人生をエンジョイしているM子さん。
同じ高校なので、会って話せば女学生時代にタイプスリップです。
化学に強い彼女には、一時、うちが特許を取った土壌改良材の開発を
手伝ってもらっていました。私にはブカブカの無菌ボックスのゴム手袋が、
きついという大型ですが、どことなく女らしい、頭脳明晰天然系です。
自動潅水つきの庭を造らせてもらいました。
「癒しの庭」と呼んで、ガーデニングを楽しんでくれています。
園芸関係では日本屈指の有名大学で勉強を重ねているのに、
プロにはならないH子さん。図鑑の監修欄でしかお目見えしない
高名な先生も名ガーデナーも、彼女の「お友達」です。
最近彼女から「本家本元のイギリスでも最近様子が変わってきたわよ」と
最新のイングリッシュガーデン考を聞きました。
いずれ日本もその方向に向かうでしょう。
他にもいろんな友人がいますが、全員に共通するのは「ひたむきさ」です。
壁に当たっても、落ち込んでも前進します。
ときに不器用で、いわゆるかわいくない生き方もありますが、みな真剣です。
そして私の元気の源です。

コスモスの嫁入り舞台裏


2008年9月26日

8月初め種から育てたコスモス3000株がようやく大道筋の花壇に
納まりました。
前日は、S部長やNさんに耕運や畝作りを任せ、翌日はA子さん他二名の
応援で植え込み、植え付け潅水も終えました。手にマメができるほどの
人間ドリルのようなK専務の植え付け穴あけで一気に仕事が進みました。
今年度は、昨年度よりポットも一回り大きく、土の量が2倍です。
やや重いトレーを、何度も移動させながら、育ててきました。

毎日のチェックで見逃せないのが、病害虫の被害です。
コスモスは、新芽をホコリダニにやられやすく、そういう苗は、
中央が茶けて、ちりちりとした状態なのですぐに分かります。
見つけ次第、すぐに、他の苗にうつらないように外に出します。
また葉が白っぽくなるウドンコ病も大敵です。
あっという間に感染するので、周辺部の草花も含めて要チェックです。
小さなアブが飛び回るときは餌であるアブラムシの存在が怪しいので
注意が必要です。ホコリダニもアブラムシもウドンコ病も害が
広がらないうちに、それぞれにあった薬剤の散布をします。
農薬散布も早めの対策は必要最小限度ですみ、扱いも楽です。

ポキリと茎が折れているものの犯人は、小さなバッタです。
見つけ次第つまみ出しますが、次々に飛び込んできます。
そんなときに去年同様頼もしい番人のカマキリが現れます。

害虫の天敵になるものはやたらに捕殺せず、共存しています。
土そっくりで、あんまりカワイクないカエルも、ときに足元ではねてびっくりします。
ハチは今年、裏手に置いてある廃棄処分のポットの中に、
巣を作っているのが見つかりました。

幸い、第一発見者が虫博士のK専務だったので大事には至りませんでした。
他の人への警告用に「注意! 鉢の中にハチ。カーバチ」と書いたMさん手製の
シールをK専務がポットに貼りました(正確にはMさんに貼らされました)。
今のところトラブル無しに、相互不干渉で生活しています。
餌にするバッタ類には困らないことと思います。
文字通り手塩にかけたコスモスが去年同様お花畑になるのには後少しです。

秋風が吹く大道筋で


2008年9月17日

朝晩はめっきり涼しくなりました。
空気の色というのか、空の様子や、風がまさに秋です。
しかし、そうは言っても、まだまだ日中の日差しは夏を思わせます。
今日はA子さんと一つの長い花壇の除草の仕上げでした。

何せ、植えてある本命の植物が雑草に埋もれてしまって見えなくなっているのを
小さな鎌で、たたく様に雑草の根を掘り上げていきます。
エコノコログサ、メヒシバ、イヌビユ、オヒシバ、スベリヒユ、カヤツリグサなど。
一面に夏の雑草が生えています。
この中で、特にやっかいなのがカヤツリクサです。
根っこが深く、簡単にちぎれて、すぐに復活します。
それを避けるために、先の鎌で慎重に掘り上げるのですが、なかなか・・・

それでも、根気良く作業を続けると、だんだん埋もれていたグラウンドカバー植物の
ウェデリアが現れます。1時間をかけてようやく1.5mほどの手作業です。
丈夫で、繁殖力の強い、ウェデリアは、ライバルの雑草がいなくなると、あっという間に
一面に広がって、雑草対策の役割を果たし始めます。

ちょっとその強さが気になるところですが、寒さに弱いので、ブレーキがかかるはずです。
この夏中、潅水作業を応援していただいたMさんご夫妻も今日が最終日でした。
少しでも冷たい水を花に、と3時ごろから家を出て作業をして下さったおかげで
酷暑だったにも関わらず、どの花壇の花も色鮮やかに、活き活きと育っています。
トンボの飛び回る、4車線道路の真ん中の花壇もそろそろ本格的秋景色を迎えます。


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