秋晴れの下1 〜泉州ならではの仕事〜


2008年10月11日

昨日、うちは現場が三箇所に分かれました。
というのも前日、突然、昨年屋上ガーデンを依頼してくださった
マンションの管理人さんから、
「土・日の祭りまでに外の木の剪定をお願いしたい」
という申し出があったのです。
以前オーナーの奥様が剪定されていたカシが、ついに一階のひさしも
越えてしまったようです。
現場に行って話を伺うとそのひさしを指差し
「だんじりの高さがあそこなので、曲がるときに邪魔にならんように
切ってください」と言われます。

ちなみに写真の紅白の柱(170cmほどです)は
この時期この泉州ではごく普通に見られる、だんじりの安全対策です。
マットのようなものを曲がり角の柱ごとにまきつけて
紅白リボンを巻いてあります。
岸和田のだんじり祭りは全国的にもメジャーですが、
堺も含めて泉州の各地域ではこの季節、お祭り一色になります。
引っ越してきた当初は、祭りの日に車で走行中、突然車列が動かなくなり、
道路の中央に法被を着たおじさんが、悠然と誘導灯のようなものを
振っておられる姿に度肝を抜かれました。しばらくすると停車中の車の横を
にぎやかなお囃子と威勢の良い掛け声でだんじりが通過します。
しかもあちらこちらで同じような場面に出くわします。
地元では、まず「だんじり優先」です。
小学校の運動会も、9月に前倒しされます。8月の終わりごろから、
夕刻にお囃子の練習の音が聞こえ始めると秋を感じます。
とまあ、その「祭りのため」ご期待に応えるべく、
急遽予定変更で、K専務とA子さんが
朝一番に回りました。K専務がはしごから4mを越える、樹木に
よじのぼってしっかり剪定してきました。
たくさんの方の思い入れの強いお祭りが、先週、今週と続きます。


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