立秋を過ぎてもなお


2013年8月8日

暑い日が続きます。
予報によると、後1週間はそんな状況が続きそうです。
トラックにタンクを積んで潅水をする作業以外は少し、間が空いています。
というのも、今何を植え込んでも、剪定しても。植物には良い条件ではありません。

真夏ですが、そろそろ秋の準備もしていかなくてはなりません。
最近益々、市場に出回る花苗が季節を先取りするようになりました。
例えて言うと、冬場に水着のファッションショーがある、衣料業界のようです。
そのため苗の出回るピークが前にずれてきます。昨年は、夏の花が咲いている間に、
秋の苗を集め損ねました。
逆に、路地で種を蒔いた場合は、気温や日照に振り回される場合が多く、開花時期が
遅くなりがちでした。

現在花壇に植えてあるヒマワリ(種から)は、もうすぐ花を咲かせます。
その後に植えつけるコスモス2500株の苗は自分たちで種を蒔いて育苗します。
というのも、移植時に小さめの苗の方が後の成績が良いからです。例年自家製です。
ただ昨年は混合種のコスモスの種の中に、遅咲き種が混じっていたので、
それがようやくつぼみが出始めた頃 気温が低下して、思うように開花しないまま
チューリップの植え付け時期になってしまいました。

今年は夏型と呼ばれ、ある一定の日数で開花するタイプ に統一しました。
ヒマワリも同様のタイプを選びました。
昨年はヒマワリの種をまくのが適期より1週間ほど遅れ、発芽時期の水が足りず、
発芽率が悪かったです。だんだん日が短くなってくると、早く花芽が上がってしまい、
背丈の小さいまま開花してイメージどおりの花壇ではありませんでした。
今年は、作業開始後、日を置かずにヒマワリの種をまき、潅水に気を遣ったので
発芽率は90%近く、しかも50日タイプなので、そろそろ花芽が上がってきました。
予測ではお盆あたりが開花期です。

グンバイムシというヒマワリの害虫の発生を抑えたら地植えの場合、2週間は
開花状態で花がもっています。
グンバイムシのせいで、花はきれいなのに葉がボロボロのヒマワリをよく見かけます。
花が咲いていても、葉が汚いと撤去せざるを得ないので鑑賞期間が短くなります。
今日はまず午前中に、グンバイムシ対策の薬剤散布です。
診断も兼ねて行ったK専務が、別の箇所で伏兵のグンバイムシを見つけました。
暑い時期は、害虫の発生もあっという間です。
ひとまず、ヒマワリの通常の開花期間は担保?できそうです。

次はコスモスの種まきの予定を決めます。
コスモスは早くに準備しすぎると移植時にひょろひょろの倒れやすい苗になってしまいます。
小さな苗を、やや水切れ気味にいじめ?て育てた方がきれいな花が 咲き、
倒れにくいものになります。
コスモスがちょうど良い背丈に育つ期間を考え、それがちょうどヒマワリの撤去時期と
重なるように、逆算して種をまきます。
コスモスの後に植えつけるチューリップの球根3000球はもう7月に発注済みです。
有名な富山のチューリップの球根が届きます。
頭の中ではもう夏は過去になりつつあるのですが・・・・

実際はやはり夏です。先日の工事の前後画像です。
植え込みからほぼ1ヶ月あまり。この暑さの中植物たちも必死で根付こうとしています。
高速道路の壁は結構照り返しも強く、余り良い環境ではないのですが。
何も無かったところに緑溜まりができたような感じです。未だ油断はできません。

大きな橋脚の向こう側にはサクラやドウダンツツジなどの花木がたく さん入っています

 水はけの悪い土だったので、たくさんの土壌改良材を入れました。

この時期に植栽をするのは、厳しいものがありましたが。自動潅水のおかげで     

 一度枯れたアナベルの根元から新芽が吹き始めました。
ただ雑草も増え始めます。水対策と雑草対策をしながら根付きを目指します。


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