とにかく暑い日々です


2010年7月24日

私たちが子供のころ、夏休み前にはよく麦藁帽子をかぶった子供のイラストに
日射病対策』と言う言葉がついていました。
当時、肌の色の黒さを競う大会もあり、日焼けはちょっとした
健康のシンボルでした。
あれから40年以上。世の中は随分変わりました。
いつの間にか日射病は『熱中症』に置き代わり、
死に至る怖い症状だということが分かってきました。
この夏、連日のようにニュースで取り上げられる亡くなった方の中には
外仕事には十分慣れているはずの方も含まれています。
実は、うちも、熟練のスタッフが、熱中症になってしまいました。
指がつると言い始めてから、脱力感、悪寒など。
あっという間でした。
ご本人にとっていつもの作業量であっても、
睡眠不足や体調不良などで身体に与える影響が随分異なります。
『ありえない』人の発症で、つい対策も神経質になりました。
こまめな水分の補給は、規則正しく行ない過ぎた?ので
スタッフからは「お腹がジャブジャブになる」「ビールがうまくない」などなど
不評でした。
普段は効率を考える作業工程も、夏場は、少々の無理が
命取りになるので、休憩は大切です。
また首筋に直射日光があたったり、熱くなったりしないように
タオルや日除け布で防御します。
もちろん肌の露出は極力避けます。
(やはり究極の理想の姿は中近東の方々の服装でしょうか・・・)
とにかく汗がたくさん出るので、水分を取るのですが、
お茶だけでは指や四肢がつり始めます。塩分の補給も必要です。
炎天下作業の際、ポケットに岩塩をしのばせてかじる人や
梅干を入れ物一杯用意する人もいます。
最近は塩の入ったキャンディーも出回っています。
この時期、お昼時のコンビニでは、屋外作業でビショビショになった方たちが
「冷気」の中で一息つきながらお弁当を買っています。
厳しい季節ですが、汗を出し尽くしたような状態で、木陰で風を感じるのは、
それはそれで、褒美のようなひとときですが。
何とかこの夏を無事に乗り切りたいところです。


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