桃色吐息・・・


2008年4月18日

私は子供の頃、色の中でピンクが一番好きでした。
今から40年以上前、小学校の入学の際の自慢はピンクのランドセルと、
ピンクの上靴袋でした。
その二つが嬉しくて、元気に集団登校で通っていました。
ただ朝が弱く、起きるとしばらくボーっとして、よく母に
「かすみちゃん!(本名はひとみです)」と呼ばれていました。
一度、その自慢のランドセルを自宅に忘れて登校したことがありました。
新学期が始まって、1週間ほど経った時でした。
上靴袋だけしっかり握って歩いていて校門前で、ようやく気づいたのです。
6年生の班長さんが自宅まで一緒に戻って、教室まで連れて行ってくれました。
古き良き時代でしたが、ドジな新入生でした。
さて、そのピンクですが。花色になるとなかなか悩ましいものがあります。
数年前に、サツキを仕入れるときに施主さんの要望どおり「ピンク色」を
発注したのですが。ある仕入れ元の社長さんに「ピンク?赤もピンクもおんなじじゃ!」と
つぶやかれて、その色分けの大胆さに驚いたのですが。
実は以前、ハナミズキのピンクを植えて欲しいと言われたのです。
ハナミズキの植え込みの時期には、花が咲いていません。
別の仕入れ元にピンク色を確認して、幹にピンク色のテープのついたものを入れました。
が、咲いたのは「濃いピンク」でした。
施主さんの要望で、入れ替えることになりました。
ご希望は「薄いピンク」でした。確認のために開花期まで待っていたのです。
先日花色の確認にいきました。念のためにデジカメで花を撮りました。
白、赤(ハナミズキの場合厳密には濃いピンクですが)、までは区別がつきますが・・・

さて、薄いピンクはどの色合いでしょうか?
以下の花の「薄いピンク」と「濃いピンク」の境界は悩ましいところです。

私は「薄いピンク」も「濃いピンク」も同じじゃ!とは叫びませんが。


ページトップへ