君がため 春の野に出でて若菜摘む・・・


2008年1月15日

と言いたいところですが、残念ながらそんな優雅なものではなく。
連休明け(風邪明け)の今日は大道筋の花壇(200m)の除草作業でした。
先週からA子さんを筆頭に、KさんやT部長でだいぶ進んでいます。
この仕事は花壇ごとに設計書で何回かの除草が決められています。
今日作業をしたのは、夏枯れが一番激しく、補植苗の数の多い
ガザニアが植えられている花壇です。ここは夏場やっかいな
カヤツリグサ科のハマスゲ?が繁茂していたところです。
夏場ここで海岸の砂浜のような感じのやや固めの水気の無い地面から
ハマスゲの根を切らないように堀り採っていくのは結構辛気臭い作業でした。
ところが冬になると様子が一変しました。
一面青々とした、タイトルにあるような、まるで春の野原のような情景です。
目立つのはホトケノザ、ハコベ、ナズナ、オランダミミナグサ、
ナガミヒナゲシ、それにノボロギクが少々です。顔を出したばかりで
「おいしそう」なものがほとんどです。道路を通る車の音や
阪堺線の音が無ければまさに「春の野」です。
その中でホトケノザはもっとも大きく勢力があり、とるのが厄介です。
ちなみに春の七草のホトケノザはこの花ではなく
キク科のタビラコだと言われています。
これらの草花の根が湿った細かい粘土のような土をしっかり
抱え込み、振るっても落ちずに、そのまま根鉢ごと花壇からめくれて
しまい、土マットつきの草&土山ができてしまいました。
簡単に抜けないので作業がはかどりません。
土の状態も夏場と冬場では全く異なります。
ここの土は、粒度としては細かいものが多く、通気性もあり、
適度な水分があると、植物の根の生育にはとても良いようです。
が、乾燥しすぎると、カチカチになって、水持ちも悪くなり、水切れで
枯れやすくなるようです。
堺の真夏の、道路の真ん中には合わないかもしれません。
植物の育ちやすい、しかも除草しやすい土に改良したいところです。


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