春は名のみの・・・でもないかな?
2016年2月16日
この二日は、急激に下がった気温のせいで体感温度は確かに寒くなりました。
それでもなんというのでしょうか。やはり春に向かっていることが感じられます。
同じ9℃や8℃でも、12月ごろの同じ気温と何か違うのか・・・というと、
日照時間が変わったのです。日が少しずつ長くなってきているのです。
目に映る夕方の景色がまだ明るいのです。師走の夕方の底冷えをあまり
感じません。日の長さは、徐々に気温に影響してくるはずです。やはり
太陽のエネルギーはすごいです。ある意味健康的?な私たちの仕事は、
明るい間行動し、暗くなるとほとんど作業しません。常に視界には屋外の
風景が入ります。それだけに、ちょっと季節の変わり目に敏感です。
今日は久々に、多人数の力仕事がありました。根鉢の大きなウメの木の植栽でした。
重機の入らない箇所はやはり人海戦術となってしまいます。
ぎりぎりまで、吊り上げても最後は、人間の手作業で運びます。
実は、今ウメの木はこの近辺では入手困難になっています。アブラムシが媒介する
ウメの木の病気が流行っているからです。
ちょうど3年ほど前に、私が東京へコンテナガーデニングの勉強に行っているときに
病害虫の講義で先生が話をされていました。でも、そのときは南大阪にはほとんど影響なく、
余りぴんときていませんでした。
今回お客様のご要望があって初めて、それがどういう意味なのか理解できました。
近辺の流通が止まってしまったのです。在庫が畑にあっても動かせません。
それでも何とかご希望の、ピンク色の花のウメを九州から取り寄せることができました。
ピンク色というのは随分前にハナミズキで苦い経験したので、今回は一輪花が咲くまで
待って、ようやく色の確認も済んで植え付けとなりました。
仕立てられ腰がちょっとねじれて、着物姿のようなはんなりとした樹形です。
ちょっと風情のある良い梅の木です。
まだ花は満開ではないので、しばらく楽しんでいただけそうです。
同時進行で、私は素敵な美容院の玄関前ディスプレイのご依頼を
受けました。今日はご提案に伺い、店内で打ち合わせがありました。
グリーンが多く明るい、パリにゆかりのあるオーナー様、奥様のこだわりの
インテリアに囲まれ、キッズルームもありました。鏡の前のお母さんの姿の
見える場所で、小さなお子様が楽しそうに、遊んでいました。
若いママさんたちが子育ての疲れを癒しながおシャレができる空間でした。
奥様が「みなさんお花が好きで。」と言っておられました。
素敵な雰囲気に合う植栽に仕上げたいです。