2月のおまけの日


2016年2月29日

寒暖の差の大きいこの時期。確かに春めいてきているのに、
北風が吹き。冷たい風の中で、それでも日差しはポカポカと。
と思えばまた突風が吹いたり。やや荒れ模様の季節の変わり目です。
明日からいよいよ3月です。

2月は、作業の合間にビニルハウスの張替えなどの敷地内作業も
はかどりました。骨だけになったハウスがまるで鯨の骨(見たことありませんが)
のようです。ニュースで、強風や、津波などでこの骨組みがひしゃげた姿を
見ることがありますが。一本一本の鉄パイプはそこそこの強度もあり、
そんなに軟らかいものではありません。というより、自然の恐ろしさが
分かります。

温室の屋根
4年に一度ずつちょうどオリンピックの年に張り替えています。
ここでは3回目の作業となります。以前の場所から数えると随分年月が経っています。
私には思い入れのあるハウスです。まず骨組みの出入り口からビニルを張っていきます。sokumen

 

gomukannsei
最後は、天井に1区間ずつ黒い紐のような押さえベルトを渡して
骨組みとビニルを押さえます。押さえベルトの先端は、地面に渡ったパイプに固定
します。パイプの骨組みと平行にベルトを渡す為に、ハウスのこちら側と、
向こう側とでベルトひものやり取りをします。軍手の中に砂を入れて錘にして、
ベルトひもを結び反対側に居る人間に放り投げます。
最短距離は、パイプに沿って投げる道筋ですが、これが結構難しく、
ノーコントロールの私はパイプを斜めに横切ってとんでもない所に落ちて、
無駄な動きを増やします。ちなみに、コントロールと球威?が凄過ぎて、
軍手サイズといえど、砂ボールが頭にあたると
痛いので、A子さんはヘルメットをかぶっての作業となりました。
ゴム
側面は風を通すせるようにビニルが巻き上げ式になっています。
中から網を張って猫等が入ってこないようにします。

何とか今回も無事に終了です。
ビニルを締め切って、日差しを浴びると、ポカポカと暖かくなります。
ただし、日が翳るとあっという間に外気温と同じようになってしまいますが
それでも結構居心地の良い、ハウスが出来上がりました。kannsei

 

朝だ、朝だよ~ 朝陽がのぼる~♪


2016年2月22日

表題の文字ですぐメロディーが浮かぶ人は何歳以上でしょうか?
私たちの世代は、学校の音楽の授業(低学年)で習いました。
白髪交じりの男性の先生が、教室で足ふみオルガンを弾きつつ
この曲を弾き語っていた姿は、今でも目に焼きついています。
続きはこうなります。

『空にまっかな 陽(ひ)がのぼる
みんな元気で 元気で起きよ
朝はこころも からりとはれる
あなたもわたしも 君らも僕も
ひとり残らず 起きよ朝だ』

突然この歌が浮かんだのには訳があります。
最近、睡眠の重要性が叫ばれるようになりました。
かく言う私も、この数年とても短い睡眠時間で過ごしています。
というより、途切れ途切れに起きてしまったり、寝つきが
悪かったり。睡眠導入剤にお世話になったり・・・と言う日が
数年続いていて、いろんな不調が出始めました。

早寝早起きは昔から健康の要として言われていますが、実は
鍵を握るのは『早起き』なのだそうです。しかも朝陽をあびることが
人間の体の仕組み上、脳の働きに重要なことのようです。
逆に夜、眠る前は明るい光を遠ざけなければなりません。
そう言えば私は、早起きはしていましたが、夜、PCなどを
寝るぎりぎりまで使っていました。

とここからは『飛躍』です。
植物にとって朝の光が当る所は、一番条件の良い場所になります。
というのも、昼前にピークを迎える光合成を支える光の量が、
一番効率よく利用できるのが、朝陽です。夜間に蓄える栄養量にも
影響します。光を感じる物質は、植物の芽生えや生長、開花や結実など
ライフサイクルに重要な役割を果たします。時に、夜間照明の
あるところの植物の開花が狂いがちになることもあります。
植物が生物の起源であるとするなら、人間のどこかにやはり名残の
朝陽を浴び、暗い時間帯は暗い状態で過ごした方が良いメカニズムが
残っているのかなと。仮に進化の中で、そういうものが退化したとして
私のような『原始タイプ』の人間には影響が出てしまう・・・・・と

いつもの妄想ですが、ひとまず。
『あなたも私も、ひとり残らず 起きよ朝だ♪』です。

 

春の嵐


2016年2月17日

今日はちょっと荒れ模様のお天気でした。
測量組の男性陣は、機材をもって颯爽と、出かけていきました。
こんな便利な道具があるのに、ついこの間まで私たちは測量範囲を机に見立てると
自分たちが文房具になって走り回っていました。しかも真夏の炎天下で。

いくら質素倹約を旨としても、時間もコストです。
ということで、今日はレーザーの測量器を使って、あっという間にデータを取り揃えて
戻ってきました。惜しむらくは、普段なら、末端の人間が走り回っている間に記録と、
測量箇所を丁寧にチェックしていたK専務がリズムが狂ったのか、珍しくポイントの
測量漏れが出たことですが。やはり便利になると脳も油断するの『かも』?しれません。
測量
とは言いつつ、準備作業が短縮できるのはありがたいことです。
例の、ヘロンの公式を使っての手作業による図面作りは相変わらずですが、
精度も上がりました。

午前中は、比較的ポカポカ陽気でしたが、午後から荒れました。
私は敷地内で、A子さんと、草花の植え込みに追われていたのですが、
冷たい霰のような雨が降り出したので、ビニルハウスに移動しました。
近々張り替え予定のハウスの天井にパラパラと大きな音が立ちました。

なかなかすんなりとやってこない『春』ですが、周りを見ると、やはり
冬から春へ切り替わったような景色にも見えます。
あれほど硬いつぼみだったビバーナムもほころび始めています。
ビバーナム
春の嵐と呼ぶにはまだ冷たい風の、嵐の後に虹が出ました。
niji

Older Posts

ページトップへ