風がきつい一日でした


2015年12月17日

今日の現場は二か所に分かれました。
平年気温というのか昨日までと違って体感温度が低くなり、煙突の煙が
直角に曲がるほどの風でした。
剪定組は、できるだけ葉を減らして欲しいとのご要望の、高木のクスノキの
現場です。現場責任者はK専務です。高層住宅の中庭の四隅に1本ずつある
木にのぼったのは、YさんとTさんでした。木の上の人が集中して作業が
できるように、責任者は現場を管理します。
今日のように風の強い日は、切ろうとする枝も動いてしまうので切り手は
普段以上に神経を使います。下の様子も分かりません。Tさんが言うには、
木の上で3階のベランダで洗濯物を干している奥さんと目線が合う高さです。
のこぎりを引く音の後、バキっと音がして上から枝が落ちてきます。落ちてくる
枝葉は結構重く、木の上の安全はもちろん、木の下の安全も重要です。
樹木下の枝葉を集めて2t車に積み込むと、あっという間に満杯になります。
枝葉は隙間が多いので、そのまま詰め込むと、嵩ばかり大きくなります。
剪定枝葉の比重は0.15ぐらいでしょうか。草のように、人間が上に乗って
抑え込んでも逆に枝がしなってスプリングのようになります。

これはA子さんから聞いた話ですが。
以前トラックに積み込んだ枝葉に体重をかけて踏み込んでいた人が
いつの間にかトランポリン状態になってトラックから跳ね飛んだそうです。
さもありなん話ですが・・・

私たちは玉切りと言って、枝葉を小型のチェーンソウでどんどん切り刻みます。
この作業も簡単そうですが、だんだん腕がしびれてきます。それでも、積み込み、
玉切りは、切った枝葉を効率良く輸送するためには必要な作業です。

前半はK専務が2t車にどんどん積み上げて、玉切りして詰め込みました。
後半S部長が別現場から合流して一気にスピードアップしました。2台分の
枝葉が、剪定されました。大きな緑のクスノキの塊が、高さもやや低くなり、
枝の先端に少し残った葉がフルフルと風に揺れるのが見えるほどになりました。
Yさんいわく、寒さに弱い木なのでこの辺がころあいの葉の残し加減とか。

少し風がきつかったので無事に終了してホッとしました。

 


ページトップへ