もうひと花咲かせませんか?


2013年9月1日

今日から9月です。
永遠に続きそうだった暑さもさすがに秋の気配です。
夏の後半の除草作業でも、日差しはきつくても秋風を感じていました。

8月に予定通りに開花してくれたヒマワリも、これもまた予定通り(ほぼ2週間)に
花を終えていきました。
あれほど凛とお日様に向かって頭を上げていたヒマワリたちが今ではこんな状態です。

みな心なしか「くたびれた」風に見えるのは、花がうつむき加減だからです。
せっせと蜜を集めていたハチたちのもう一つの役割であった受粉のおかげで
どの花も種が熟し始めています。そのせいで重くなりうなだれているのです。
普通、街中のヒマワリでよく見かける姿は花はきれいなのに葉が枯れあがったり
虫にやられたりボロボロ状態が多いです。そんなときは花の終わりがヒマワリの
引き際なのですが・・・・このヒマワリたちはちょっと違いました。
葉があまりに活き活きとしているのです。そして葉で得た養分を種に運び続けているのです。
それは葉が枯れきるまで続く予定で、なんだかちょっと身につまされ?ました。
それで、思い切って、ヒマワリを身軽にしてみました。

つまり片っ端から頭をちょん切ったのです。案の定うなだれ茎が立ち上がりました。
戸惑いながらも身軽さを喜んでいる風(擬人化は私の悪い癖ですが)です。
ちなみに、数日前に試験的にカットしたヒマワリが変化してきました。


周囲の葉が立ち上がり、元に戻すかの如く切り口が見えにくくなりました。
元々葉の付け根に新しい花芽らしきものはついていたのです。

そのため一つの巨大な花にたくさんのエネルギーを投入することをやめた途端に
第二第三の花を咲かせる余力が生まれたのです。
ただ、大方の力を使い果たした後ですので、たぶん、小さな花しか咲かないでしょうが。
あの葉ならまだまだエネルギーを稼ぎだすことができそうです。

実は今回、花壇端のヒマワリは、交通の見通しが悪くなるので、花が咲く前に
大きく切りました。
ヒマワリにとっては、厄難だったと思います。
つぼみの状態で花も咲かせることもできずばっさり足元でちょん切られたのです。
しかし・・・さすがヒマワリ。
他のヒマワリに出遅れても、一生懸命脇から第二第三の花にエネルギーを投入し。
今では、周囲の枯れ花をよそに小ぶりでもたくさんの花を咲かせています。

 そのたくましさも見ながら、このまま出番終了ではなく
(もうひと花咲かせてみない?小さな花でも良いから。まだまだいけるよ!)と
ヒマワリに話しかけながら、次々に、花を落としていきました。
さて、どんな風景が生まれるやら。

 

 


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