新年明けましておめでとうございます


2012年1月3日

とても穏やかなお正月でした。
新しい年を迎えて、今日は清々しい「気」をもらいに
河内長野市の天見に行きました。岩湧山のふもとで、
樹齢400年の大銀杏がある八幡宮近辺は、私の好きな場所の一つです。
ひなびた駅を降りて歩いていくと、苔むした石垣から
たくさんの南天が生えて、真っ赤な実がたわわになっていました。
朱赤の実と、緑の苔の色の間に、銅葉色の南天の葉が入って
華やかなのに、落ち着いた風景です。

人の気配が無いせいか、空気もひんやりとして、引き締まった感じです。
しばらくすると、遠くに存在感のある大きなスギやクスノキが見えてきました。
八幡宮です。
大銀杏は、落葉しているので、わっさわっさするような葉の量の
圧倒感はありませんでしたが、冬芽のついた、もつれるような枝が
大きな幹を覆っていました。

こんな大きな木から見れば私たち人間の一生は「セミ」のように
見えるかもしれません。
大木の泰然とした雰囲気の中では、日々の一喜一憂を少し忘れてしまいそうです。
神殿に向かって、きっとたくさんの方が祈願されたであろう、
(今年は良い年でありますように)を心から願いました。
今年も精一杯がんばります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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