霜月です


2009年11月4日

木枯らしが吹いて一気に寒くなるかと思ったら、今日は小春日和の陽気でした。
つい油断して、秋まきの種をまき損ねて焦っていたのですが。
チャンスの再来に今日はあわてて種まき作業です。
発芽適温が、20度前後のものの直播はこの時期の気温は微妙な境界線です。
もっと早く蒔いておけば余裕で発芽したのですが。
加温なしのビニルハウスなどを利用すれば少なくとも発芽しそうです。
植物の発芽に与える、気温の影響は大きいです。
『秋蒔きは一日でも早く、春蒔きは一日でも遅く』の先人の知恵を
ついつい、日常の予定に追われ、体感温度にだまされて?いるうちに
時期を逃してしまいます。
今年は、夏の花がやたら長く咲き続け、そうするうちに、冬の花が
市場に出始めてしまい、「秋の花が売れない」と小売の方が
嘆いておられるようです。ファッションのように、年々
季節先取りの苗物が出回る傾向もあります。
発芽適温や生育温度をコントロールしながらの生産調整も大変だと
思います。
本来の時期のときには、少し出遅れた感じのする花景色は
ちょっと残念な感じです。
気温の低下と共に、色鮮やかになり、だんだん葉の色も褪せてくる
秋の花はそれなりに、風情があります。また、開花期間の長いベゴニアも
夏場の高温時の淡い色と違った花色や葉色にもボリューム感があります。
霜に当たれば弱ってしまう秋の花ですが、今しばらく味わいたいところです。

大道筋の立体花壇

6月に植え込んだベゴニアは復活です

今年も種から育てたコスモスが満開です