荒れ模様の天気の週末


2007年6月10日

昨日種を蒔いた翌日にたっぷりすぎるほどの雨が降りました。
午後からS部長と二人で民間の屋上緑地の造園工事の営業に行きました。
以前造園・灌水工事をしたマンションの管理会社の方がS部長に声をかけてくださったのです。
高級感のある賃貸マンションの4階フロアーにある緑地の植栽が枯れることが多く見苦しいので何か提案をということでした。自動灌水も設置しているのに枯れる箇所があるというのも管理会社の担当の方の悩みの種でした。


先日、K専務とS部長が直接マンションのオーナーの施主様に話を伺いました。
屋上緑化は水管理がポイントです。だから自動灌水は重要な役割を果たしますが、
せっかくの水も、「水持ちの悪い」土では植物に十分生かされません。
市販の高分子ポリマーの保水材は10kgで2万円以上もする高級品です。
(実は今やっている公共の仕事の設計書に入っています.)
樹種の変更も含めて、土壌の改良でもっと安価で保水効果を出せないかという工夫を盛り込んだご提案です。

民間のお仕事はいわゆる内容にしばられた仕様発注ではなく、目的を重視した性能発注なのでいろいろ工夫する余地があるところがありがたいです。
今日はこちらで作ったイメージ図と二案の見積もりを、間に入って下さるマンションの管理会社にご説明に上がりました。これまで枯れるたびに管理責任を問われていたので、植栽が生き生きとするプランは大歓迎だと言われました。
来週正式に施主様にアポイントを取って伺う予定です。
阪堺線の方はT部長と、Sさんが前半はマーガレット花壇の仕上げと除草に入りました。
除草は予想以上に人力がかかりそうです。
美しく、安全に、作業負担を少なく、しかも安く―公共の仕事を仕上げていくのはなかなか難しい課題です。


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