屋上緑化の自動潅水設備・・!(No.49)


2019年9月24日

Sです。

大阪の都心部に建設中の高層ビルにて、屋上緑化の自動潅水工事に行ってきました!
そもそも屋上緑化は、地球温暖化やヒートアイランド対策として効果のあるものとして、近年取り入れるところが増加しています。

特に軽量土など人工培地の開発も進み、広範囲に緑を実現することも可能となってきました。
また地被植物をつかった屋上緑化もよく見かけますが、グランドカバー(地表を覆うもの)は、空間をより美しく見せる景観素材として人気があり、生命力が強くて丈夫という利点もあり、いろんな地被植物が屋上緑化に使われています。

最近ではこういったグランドカバーの苗床として、特殊なスポンジの苗床が開発されており現場でも使われていました。この苗床は、根にたっぷり、長期間空気を与える、土に代わるものとして「空気を残しながら吸水できる」という優れもののスポンジです。但し、一般の保水スポンジとは異なり、高さがあっても上部から下部までほぼ均一に水分と空気のバランスを保持し続けられるのが大きな特徴のようです。

屋上緑化に適した様々な培地のおかげで植物を育つ条件が整備されてきましたが、やはり植物が活き活きと育つためには“水”は欠かせません!

そこで威力を発揮するのが、自動潅水システムとなります。
今回の屋上緑化もかなりの植栽面積がありました。従って潅水ホース(等間隔で開いた穴から水がしみだす)を植物の根元や苗床の上を、植栽全体に水がいきわたるように相当量敷設する作業を続けました!

近い将来!都会の高層ビルの屋上で青々とした緑のオアシスが出現するのが今から楽しみです!(^^)!♪

 

均一潅水を可能にするドリップホース(ネタフィム社製)

 

 

 

 


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