「やさしい庭」No.144


2024年4月27日

Sです

大阪狭山のT邸の庭に人工芝を張り、一部の芝生と植栽に自動潅水工事を行いました。
T邸は、周辺に田園風景が残る閑静な場所にある白い壁の瀟洒なお宅です。
施工内容は、オープンスペースの前庭にある芝生と植栽に潅水ホースを入れて、ソーラー式の潅水コンピューターによる自動潅水システムを設置。また40㎡の広々とした中庭の芝生は撤去して、人工芝に取り換えました。

施主の思いが詰まった庭は、毎年たくさんの収穫があるというブルーベリーやジューンベリーなど実のなる木を中心にオリーブやギョリュウバイ、ラベンダーなど花も咲き、蝶々も飛んでくるのどかで、何かほっとするやさしい庭です(^_^)v
これまでも中庭の芝生管理をご自身でされていた施主さんなので、当初は埋設したポップアップ式スプリンクラーで自動潅水を希望されましたが、芝生の管理はやればやるほど芝刈・除草・施肥に水やりなどかなりハードであることから、メンテナンス不要のエバーグリーン(時を経ても色あせない緑)である人工芝を選ばれました。
当社が使用する人工芝は、天然芝と比べても見劣りしない高品質な仕上がりのもので、抗菌・特殊形状パイル(葉)・防炎・防カビをはじめとする12の機能をもったものです。

施工手順は、既存の芝生を撤去⇒真砂土投入し整地・転圧⇒防草シート敷設⇒人工芝設置となります。

芝生撤去            真砂土投入、転圧・整地

防草シート敷設         人工芝設置

完成

このように仕上がった人工芝が、施主が大切にされている庭に新たに加わることで、気にいっていただけたら幸いです。今回は施工をさせていただき誠にありがとうございました。m(__)m

さくらを見ながらおもうことNo.143


2024年4月16日

Tです

「初桜 折しも今日は よき日なり」 松尾芭蕉
(さくらの咲き始めでなくても、毎日がよき日であって欲しいと)詠ってるように
わたしたちは日々過ごしながら、この日々の歩みがより良い未来に続いていくような選択であればと常に願っています。
しかし世の中は冷静に対応できない選択や、答えのわからない選択もあり、むずかしい現実があります??

そんなときわたしは 好きな言葉の一つ「三方よしの精神」に倣い、この言葉を実践して「私よし、相手よし、周りよし。」を基本にしていれば間違った選択にはならないのではとも思うようにしています。(*^-^*)

さて初桜から、今は散り桜となっている桜ですが 散り際まで愛でられる花はそうあるものでもないと思います。

在原業平(ありわらのなりひら)が、平安時代の初期に「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」

(もし、世の中にまったく桜がなかったなら、春を過ごす人の心はどれだけのどかでしょうね)と詠ったくらいです。「どれだけのどかでしょうね」のフレーズには現代においても思わずほっこり笑ってしまうのですが、確かに、開花時期がニュースになるのはおそらく桜くらいでしょうし、いつ散ってしまうのか気になってしまうのも桜くらいかもしれません。(#^^#) それだけ人の気持ちを魅了し、春の陽気も相まって桜というのはウキウキした気分にしてくれます♪

もう一つ、「桜切るバカ、梅切らぬバカ」ということわざがあります。この桜切るバカ~は人間にも当てはまるとのこと。桜は枝を切ってしまうと花が咲かなくなり、梅は反対に枝を切らないと良い実がつかない。おなじ樹木でありながら、桜は切り口から病気になりやすく、梅の場合は切ったほうが、逆に枝ぶりが良くなります。
つまり樹木の特徴や性格に合わせて対応しないと上手く育たないとの意味合いが含まれています。これは人間に置き換えても当てはまります!
つまり子供に対しても、良い所は桜のように自由に枝を伸ばさせてあげて、悪い所は切り捨てるのではなく、剪定(いらない枝を落とし、必要な枝を残す)やり方で整えてあげると、よいウメの実(こころ)をたくさん育ててあげることができます。

初桜から満開を経て吹雪のように散る桜をながめつつ、ふと「さくらを見ながら思うこと」をつらつら書き連ねてみました。(#^^#)


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