今年の牡丹は良い牡丹♪


2016年4月11日

ビニルハウスの横に見事な牡丹の花が咲きました。
風が結構強い一日でしたが、花びらはしっかりついています。
牡丹の花が咲き終わると、まだ小さなつぼみが出始めたばかりですが、
いよいよバラの花の登場です。

どちらの花も、ボリュームのある花を咲かせるためには
たっぷりの肥料が必要です。
牡丹赤牡丹アップ

明日なきと想う心のあで桜・・・・


景色は、あっという間に新緑の季節に向かい始めました。
表題の歌は親鸞上人に叱られそうですが、元々の歌は
『明日ありと、想う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは』です。

この歌は、時に明日どうなるか分からない無常観や、だからこそ
今を精一杯生きるべきだという戒めに使われることも多い歌です。

現代では、明日桜の花が見られるのかどうか、ある程度予測できます。
週間予報を見ながら、嵐が来る曜日が分かればそれまでに花見を終えないと。
と心の準備ができます。最近の天気予報は昔と違って雨も嵐も、
ほぼ予定通りにやってきます。案の定、先週の、荒れた天気で桜の花びらは、
ハラハラというより、引きちぎられるように足下に落ちてしまいました。
桜のある風景はその後も少し続きましたが、一気に葉桜となっていきました。

私は嵐の前日の遅い夕方、近所の満開の桜を見て歩きました。
明日は『散るだろう』桜を見納め気分で見るとちょっと一味違います。
元々短期間の景色ですが、見る気持ちに少し強さを持ってしまいます。

さて、桜の花ばかりではなく、人の一生も現代の医療で、現状から
余命が予測できる場合もあります。あくまで予測なのでそれは確率的な
ものですが意識の中には残ります。一般的には、平均寿命が参考に
なりますが、これも統計的な数字で、一生の長さは文字通り、人それぞれです。
ただ間違いのないことはいずれ死ぬということだけです。
それが分かりやすい状況なのか、分からない状況なのかの違いだけです。
それなら、明日は無いつもりで今日を過ごすのも良いかもしれません。
悲壮感などではなく、今日をしっかり焼き付けようと言う気持ちであれば、
もっと一日が輝いて過ごせるかもしれません。

現実はなかなか・・ですが、新年度の始まりでふと浮かんだ思いです。


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