親切な物理


2009年4月8日

「強度試験に立ち会いませんか?」とK専務に言われ、
今日の午後は、生コンの会社に行きました。
今年に入って、大和川の公園整備工事に関わっています。
土木工事は、造園の資格試験で勉強したものの、
よく知らないことの方が多いのです。
この「コンクリート強度試験」もそうです。
使用されるコンクリートについて、化学的な試験も行い、
1週間ごとの強度試験も行います。
今日は28日目でした。
決められたサイズの形のサンプルのコンクリートの塊を機械に設置して
圧力をかけます。どれくらい耐えられるのかという強度の測定検査です。
試験者の方が、圧力をかけて限界の数値を読み上げ、表から数値を拾い出します。
そのときの単位が「N/mm2」です。
Nはニュートンと読みます。質量と力を分けるために用いられている単位です。
重力は、質量(kg)に重力の加速度9.8(m/sec2)をかけた値、
N(ニュートン)で表示されます。例えば、体重50kgというときには、
9.8をかけて、約500N(ニュートン)となります。
今日の検査結果では、平均38.9N/mm2でした。
つまり、1ミリ四方の面積に約3.8kgの力にまで
耐えられるということでしょうか?
?換算すると、3.8×1000000=3800tです。
恐るべし!コンクリートです。
コンクリート文明に浴しながら、何も知らなかった私でした。
ちなみに表題の「親切な物理」というのは、学生時代、物理が大っ嫌いだった
私が、わらをもすがる思いで買った参考書の題名です。
久々にトラウマを刺激しそうな単位でした。


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