屋上にて!(No.45)


2019年6月7日

Uです

先日、屋上緑化として、屋根の上に多肉植物を植えているマンションの、ところどころ枯れてまだら状態になっている箇所の補植作業に行ってきました。

5階建てマンションの屋上にあり、見晴らしは良いのですが、安全帯をかけるところもなく(命綱ナシで)とても足がすくむ所でもありました。

飛散防止の為のネットが敷いてあるので、その隙間を縫って、網目に足をかけながら、マダラ状態の箇所にセダム(多肉植物)※を一つずつ丁寧に約800パーツほど植えこんでいきました。

さらに補植作業とは別に、自動潅水設備の点検も行ったところ・・・。
年数が経ち屋根の上ということで水源(給水口)の配管が劣化し水漏れもしていたので、その部分の補修作業も同時に行いました!

セダムは、あまり水は要らないのですが、それでも全く無しという訳にはいかないので、こういう普段手の届かない場所での夏場の水やりには、自動潅水設備が威力を発揮します!

こうして屋上緑化の補植作業は、色んな知恵と技術を駆使して無事に終了し、まだら状態だった屋根からセダムいっぱいとなり、太陽の光を一杯浴びる緑のじゅうたんを敷き詰めた屋根に生まれ変わりました。!(^^)!

今年も猛暑のようですが、このマンションの屋上は自動潅水設備の力も借りて、順調に育っていってくれると思っています。

※セダムとは、ベンケイソウ科に属する多肉植物。
「乾燥、高低温、塩害、アルカリ性」に強く、とても丈夫で「崖、荒地」などほとんど土のない場所で自生しています。近年「ヒートアイランド現象」を緩和する為、「屋上緑化」で広く利用されています。

足立美術館・国宝松江城を訪ねて(No.44)


Mです。

先週末、鳥取、島根県と山陰方面のツアーに行ってきました。
まずは一度行ってみたかった足立美術館、

創設者は地元出身の実業家足立全康氏で1970年に開館されました。
五万坪の日本庭園に、枯山水、白砂青松庭、コケ庭、池庭と
実に手入れの行き届いたお庭が展開しています。
静寂で絵画のように目に鮮やかな情景には心惹かれ
何時までも眺めていたくなります。

又、館内では横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂など、
著名な日本画家のコレクションが展示されています。

そして国宝松江城!
1607年、関が原の戦いから7年後に
堀尾忠氏によって築城されました。
その後の主な城主は堀尾氏、京極氏、松平氏です。
天守閣の内部は、
近代の資料館風に改装されているものと違って
当時の床や柱も昔のままに保存されていて
実際に住まわれていた頃を偲ぶことが出来ます。
丘の上に立つ天主の最上階から宍道湖を見渡せる美しい景観。
その昔、城主や仕える武士達はここで何を思われたことでしょうか。

空にそびえる松江城は質実剛健!
一言で言って男マエ!
もう一度行きたいお城です。

日帰りバスツアー!(No.43)


2019年5月22日

Sです

ゴールデンウイーク後半に日帰りバスツアーに行ってきました。
午前7時半に大阪駅を出発し、高速道路をひた走り一路滋賀に向かいました!最初に訪れたのは滋賀県甲賀郡信楽町です。言わずと知れた焼き物の里であり“日本六古窯(にほんろっこよう)」の一つ★

その信楽郷の一の宮として崇敬されている新宮神社を参拝しました。

創建は奈良時代にさかのぼるという歴史の重みを感じる神社ですが、境内の狛犬が信楽焼きでできていることと、タヌキのおみくじを見つけ、何かほのぼのした気分になり信楽郷ならではと思わず感心しました(^O^)


ちなみに信楽のたぬきが何故有名になったかと言うと・・。昭和26年に昭和天皇が信楽を行幸(天皇の外出)された際、日の丸の旗をもったタヌキを沿道に並べて歓迎し、この光景を見た天皇はいたく感激されたそうです。このエピソードがマスコミに取り上げられ、信楽のタヌキは全国的に有名になったそうです!

バスツアーというのは非常に限られた時間で移動するため、陶器市が開かれていたのでゆっくり見て回りたいところですが、慌ただしく2~3の店を見るにとどまりました。(残念(*_*))

すぐさま陶芸村に移動し昼食。ここでも信楽の焼物や地元のお土産などを品定めしながらしばし休憩。

午後から訪れたのは甲賀市くすり学習館というところ。甲賀と言うと、すぐに頭に浮かぶのが「忍者」「信楽焼き」ですが、もともと滋賀県自体が、医薬品の製造・販売会社が多いところらしく、中でも甲賀地域は滋賀県の一大集積地となっているようです。

更に万葉集で有名な額田王の歌

「あかねさす 紫野行き 標野(しめの)行き 野守は見ずや 君が袖振る」

にでてくる紫は、現在では野生種のものの姿が見られなくなりましたが紫草のことで、その根っこは薬草として「解毒、殺菌、消炎」など色々な病がいえる効果をもっているということで薬草や染料としても用いられていたようです。その紫草をとりにきたときの情景が万葉集に歌われています。このように甲賀の自然は薬草の宝庫であったようです。


いにしえの昔より薬に関係深いこの地で、甲賀の薬つくり、さらには配置売薬から現代の医薬品製造業に発展したわが国の薬の歴史が、わかりやすく展示された施設がくすり学習館です!

この学習館の前には、「鹿深(かふか)夢の森」という公園がありました。広大な芝生にたくさんの遊具施設があるのが見えてましたが、甲賀ということで、「忍者の砦」という名前が遊具施設についているようです。


またこの公園で、「全国植樹祭しが2021」が、天皇皇后両陛下御臨席のもと開催することが決まっているようです。

少し慌ただしい旅ではありましたが、ゴールデンウイークの良い思い出ができました。

★日本六古窯とは、古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの産地(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)の総称です。

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