♪盆から先は〜


2009年8月18日

あっという間にお盆も過ぎてしまいました。
(来るぞ!来るぞ!)と酷暑を迎え撃つ体制を取っていましたが、
なんだかフェイント攻撃のように前半はかわされてしまいました。
しかし、立秋を過ぎて、昨日あたりから高い気温が続いています。
怖い熱中症対策には完全武装をしています。
長袖、長ズボン。首にタオルを巻いて。腕カバーをつけて、
帽子の後ろに登山用の日除けをつけて手袋をはめています。
できる限り肌の露出を避けています。
子供の頃、暑い砂漠の国の人たちが、長い衣を身にまとい、
ターバンまで後ろにたらしているのをとても不思議に思っていましたが、
今なら良く理解できます。強い日差しを肌に当てると、思った以上に
ばててしまいます。汗はかきますが、皮膚をガードした方が良いようです。
だから、夏に屋外作業で、半袖を着ている人を見かけると何だか
不安になります。
ただお盆を過ぎて、日差しが変わってきたのを感じます。
少しずつ日の出も遅くなり、日照時間が短くなってきています。
光を絵にすると、盛夏の頃のお日様を黄色く、光線を長く
突き刺すように描くとしたら、今のお日様はオレンジがかった色で、
光の線も破線の感じです。
余談ですが、小学校の低学年を受け持っていたとき、
子供たちの絵の中のお日様はいつも上の方に
「真っ赤」に描かれていました。
日本以外の子供たちは黄色い色が多いそうです。
今の子供たちはどうなのでしょうか。
明日は最高齢のお客様のバラ園の自動潅水化工事です。
自身も一時期はまり、バラにはうるさいK専務と、単独潅水工事の増えたS部長中心に、
ItさんやNさんも含めた男性ばかりのチームです。
土の量が減って、やせていますので土を足します。
根元も見えてぐらぐらと風前のともしび状態のものもあります。
潅水ホースを敷設する前に、しっかりと根元の土を良い状態にしなければなりません。
通常のホースで上から潅水するのと違って、滲出型ホースは、
土の跳ね返りもありません。明け方や夕方など涼しい頃に時間を設定し、
適量潅水を行って、バラの復活を目指します。
「咲いたらあなたにもあげるわ」とのお客様の言葉に、私も楽しみにしています。

カレンダーを見間違えそうです


2008年11月20日

体感温度がここ数日打って変わった低温です。
小春日和が続いていただけに余計、落差にびっくりです。
数日前に私たちはネコ対策がきっかけのロックガーデンのHさんのところに
剪定と花壇の冬の植え替えに伺いました。
少しクリスマスを意識して、ガーデンシクラメンも、白と赤に絞って。
「クレオパトラ」というネーミングの紫系のちょっとエレガントなパンジー
や、アクセントにサーモン色がかった赤いポインセチアを数鉢入れました。
ベースのシ常緑の植物(ヒメヒイラギ、プミラ、ツワブキ、フッキソウなど)
が残っているので、赤・白・緑のクリスマスカラーも含みます。
お楽しみに、サクラソウやカンパニューラも植え込んでありますが
開花までは時間があります。クリスマス後は、ポインセチアをハボタンに
入れ替え予定です。夏ほどの水遣りは必要ありませんが、ホースを入れ込んで
あるので、水遣りの時間に、花の観賞やお世話をされます。
Hさんは、お手入れ時に切った、ほんの小さな花枝も一輪挿しで楽しんでおられます。
ロックガーデンは、常緑のものをベースに入れておくと少しの
植え替えでも季節の変化が楽しめます。ロック(生駒石)の自然な風合いと
形の変化で立体感や味が出ますが、何より実用的な意味で除草面積が
減って管理が楽です。枯れたものは除去しても、石に囲まれて
いるので、隙間に違和感がありません。
Hさんの花壇は、年間3回の植え替えを、年2回のお庭の剪定とセット
でお請けしています。花壇を別に管理するよりずっと経済的ですし、
何より、ゴミの始末なども発生しません。花苗は多めに持っていって
ご希望に合わせます。
実は私はこの植え替え作業が大好きです。まるで舞台の場面が変わるように、
同じ花壇のイメージが変わるので、そのときのお客様の喜ばれる姿を
見るのが楽しみです。
作業時は少し汗ばむ陽気に「ちょっと早めのクリスマスモードです」
と言っていたのですが。あっという間に、師走気分になってしまいました。
しばらく、体感温度に振り回されそうです。

秋の植え込み


2008年10月7日

今日は、夏に玄関前のミニロック花壇を作らせていただいた
Hさんのお宅に、花壇の花の植え替えに行きました。
初めて伺ったときに、白い塀の照り返しと西日で、
植物がすぐに枯れて、砂漠状態になり、猫の糞場になってしまうことを
嘆かれていました。
元々は、そこはサツキの植えてある場所でしたが、水遣りをされていた、
ご主人が亡くなられた後、放置状態になってしまったようです。
亡くなられてから五年間。「私はまだ地に足が付いていないような状態で」
と、どのお話も、最後は「主人が生きていたときに」という
言葉につながります。第一印象は少し伏目がちでした。
植え込んだ後、水遣りのために手動式でホースを埋設しました。
ホースの穴から出る水の量はポタポタと滲出しますので、
朝夕二回1時間程度の量をやってくださいね。とお願いして、
この猛暑が過ぎました。
どうなっているのかな?と今日二ヶ月ぶりに拝見しました。
花いっぱいの白いニチニチソウと、青々とした
地被植物と、カラジウムが目に入りました。
そして、とても明るい感じのHさんが現れました。
ご主人が亡くなられて5年という節目で、この夏偲ぶ会も無事
終えられたようです。それもあってか以前と雰囲気が違います。
夏場白や紫系の涼しげな配色でしたが
秋は思いっきり華やかに、赤やピンク系統の花を入れました。
燃えるようなハゲイトウに、紅色系のテルスター。
ピンクのペンタスに立性のナデシコ。少し赤みと黄色がかった三色ヒペリカムで
縁取りしました。
少し離れた常緑の部分には白いシソ科のキャッツウィスカー(ネコのひげ)
という花をゆらゆらと。
黄色いフイリの葉のダンギクも小さな紫の花をたくさんつけています。
一番大きく穴の開いた部分にはコスモスを何本か詰めて植えました。
少々狭いので、花が次々に咲くたびに切花にしてくださいといいました。
「まあキレイ!」の言葉とコスモスを手に見送っていただきました。
明日はYさんのお宅です。

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