今年一番寒い朝


2016年1月25日

日本のあちらこちらで思わぬ積雪で混乱しているニュースを見ます。
大阪は、ちょうど週明けにかけて低温対策が叫ばれていました。
灌水装置の多い、エコ・ワークスも、週末諸々『凍結対策』を行いました。
いよいよ、日曜日の夜。どんどん冷え込んできました。

一昨年度の大雪のときのいろんな不具合を思い出して朝が来ました。
朝の暗がりの中カーテンを開けると、隣の家の屋根の真っ白・・・とは
なっていませんでした。
車も普通に通行できそうです。

事務所に着くと、入り口の門扉のレールの水の氷跡がついていました。
門扉のレール
零下には間違いなくなっていました。
敷地内を巡回しながら、久々の低温下での、植物の様子を見て回りました。
(この温度に耐えたのなら、冬に使うには十分だ)という指標になります。
泉北は結構堺の中でも寒い地域です。
エリカ樹氷 ジャノメエリカ樹氷
スプレー式の散水の跡が見事に凍り付いていた
エリカ(ウィンターファイヤーとジャノメエリカです。右横に斑入りヒサカキが
見えていますが、
コプロスマ
ニュージーランド原産のコプロスマピートソンズゴールドは新顔です。
耐寒温度マイナス5℃とありましたが、確かに、低温には強そうです。
落葉樹は北の地方のものが多く、葉を落として樹皮で耐えています。
ミニ樹氷

落葉樹の冬芽のよろいのような防寒対策にはいつも脱帽です。
同時に、春になるときちんと芽を膨らませていくことも驚きです。
ちゃんと低温を感じ取って、成長を抑えて、長期の低温の中で徐々に
変化してカレンダーを見るがごとく、春になれば新芽が出てきます。
単に気温だけに反応しているのなら、異常な高さの気温ですぐに芽が
出てしまいますが、どうもそんな単純な仕組みではなさそうです。
冬の長さも夜の長さも植物はみな感じ取ることができるのです。
ベゴニア無残

耐寒性の無いベゴニアの無残な姿です。
少し前まで普通に咲いていました。そちらの方が驚きでしたが。
あっという間に冷凍庫から出した後の野菜のようになりました。
この状態で春を迎えると、痛んだ古株がマルチングの役割を果たすの
か、根が生き残って新芽が出ます。
デージー
花は痛んでいませんが、この時期デージーは温室咲き出荷が多いせいか、
葉先が寒さで痛みやすいです。これも徐々に気温が高くなって、中央の新芽が
上がっていくときれいに戻りますが。ちょっと見た目が残念です。
温室
さすがにビニルハウスに入れていた苗は、零下は
越えなかったようです。


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