花*花*花
2017年4月26日
久々の雨です。そんな雨の中。男性陣は、早朝から自動潅水の工事現場に出発しました。
なかなかの作業のようです。ランドケアのS社長はその準備が連日大変でした。
この雨でここ数日の少し埃っぽい空気と、夏に近い日差しが鳴りを潜めました。
(雨が降るまでに・・・)と植えに植えた花々が予想通りの雨に生き生きとし始めました。
本来は一年で一番華やかなこの季節。セカセカと花と向き合っている自分に気づきます。
たくさんの種類の花を次々にトレーの中から取り出しては組み合わせて。
次々に寄せ植えやハンギングバスケットをつくり、その中に『まみれ』『埋もれ』ていく状況は、
とても『味わって』いるとは思えません。今年の目標は『じっくり味わう』でしたが・・・・
昨日は今月の花の取材に訪れたハナミズキさんが、そんな機関車のような状況で
花を植えている私の横で、モッコウバラのかぐわしい香りを嗅ぎながら
穏やかな声で「う~ん・・・癒されるわね・・」とつぶやいていました。一瞬私も何となく、
周囲の景色が作業場ではなく、ちゃんとした『花のある風景』として目に入るから不思議です。
そんなハナミズキさん目線で画像をアップすると・・・・
周りに散らばった黒ポットや土の入った一輪車が視界から無くなると、確かに
穏やかな風景です。
『園芸療法』という言葉が巷にあるように、植物を扱っていると、忙しいながらも
それほどイライラしません。多分私たちのように仕事で大量に作ることでなければ
一鉢二鉢の寄せ植えは、老若男女関係無く、娯楽の分野の一つとして扱えそうです。
そんな花遊び的入門編の講習会を、この日曜日に堺市の都市緑化センターで行いました。
都市緑化センターはとてもきれいな場所です。私の知り合いの方は、堺に転居した当初
寂しさを癒すように毎日通っていたそうです。
前所長のNさんとは以前お仕事でいろいろお世話になりました。久々にお会いして
私が、遊び感覚で、かつちょぴり勉強を入れ、園芸の裾野を広げる講習会の話をしていました。
昔から行動力もあるNさんはすぐに開催の後押しをして下さいました。残念ながら先日の
会には異動でおられませんでしたが、スタッフのMさんがフォローして下さいました。
いろんな人と花つながりが広がります。
当日は、いつも休日なのでパソコンの設営には我が夫と、講習会全般はU君が。3回目の先日、
U君の代わりに、弟であるS副社長と、われ等が米寿の母まで影スタッフで応援してくれました。
5月に入ると、恒例のD社主催の講習会があります。こちらは事務局のHさんが設営から
資料作りまでやっていただけるので、少し肩の荷が軽いです。地域の方々も含め
13回目の今回もたくさんの人が『花遊び』を楽しまれるように、準備をがんばります。
ポカポカ陽気の中で
2016年3月3日
弥生月が一気に4月に入ったような陽気です。
先日、お請けした、お洒落な美容院の玄関前の寄せ鉢を
納品させていただきました。
入り口の鉢の交換と、窓辺にシマトネリコの鉢を置かせていただきました。
外回りにもグリーンを増やすことになりました。
窓辺のシマトネリコも全てコンテナ植えです。風当たりが思ったより
強かったので樹木鉢は補強して置き直しました。
大鉢と小鉢の中の花は徐々に花開く予定です。
ルピナスも、クリスマスローズも、ネメシアも、ジュリアンもまだ色が余り出ていません。
小さな鉢のネモフィラや、リナリアやワスレナグサもこれからです。
とても素敵なお店の雰囲気や、オーナー様やスタッフの方々と
少しずつ咲き始める花たちがコラボしてくれると嬉しいです。
年末、白いスクウェア陶器のモダンな門松を搬入させていただい方が
門松をお下げしたときに空いた鉢を生かして欲しいとご依頼がありました。
二種類の寄せ植えができました。一つは春色で華やかに。
一つは、ちょっとシックモダンに。
シックモダンの方に、少し珍しい色合いのボロニアが入っています。
小豆色のこのボロニアは、『パープルジェラード』と言います。
この苗を仕入れたU君のより詳しい話は、ランドケアのブログにて
公開中です。
気温の上昇で一気に開花が進みそうです。
もうすぐ春ですね♪
2016年2月4日
今日は、もうすぐママになられる方の玄関前花壇の花の植え込みに行きました。
花壇には以前施工させて頂いた灌水ホースが入っています。
今回のご希望は
・背景の塀を隠す小さめのコニファーを何本か(大きくなりすぎたら撤去します)
・色は白・グリーンを基調に
・虫がつきにくく、できれば、丈夫で植替えの必要の無いもの
・玄関タイルに土の跳ね返りが出ないように、土の露出面を減らして
・少し季節感も出るように
でした。花壇は南向きですが東にある塀が日当たりを邪魔しています。
以前の植栽の状況からも半日陰向きの植栽が合いそうです。
季節感というのはどうしても変化がないと出ません。グリーンだけだとそれが
少し難しくなります。とはいっても日当たりが悪いとどうしても花つきが悪くなります。
それで、思い切って花が咲いたものを見ごろに飾ることと、花壇の植栽とを
別々に考えることをご提案しました。
ベースは、ウェストリンギアや、エリカなどの低木にモクビャッコウやミスキャンタス
ヒューケラなどの葉物。白色の花として宿根イベリスやヒヤシンス、スノーフレーク
なども合間に入っています。ウェストリンギアはライトグリーンの葉も入れました。
夏場は少しうるさい?ですが、クリスマスローズの大株も入れました。つぼみが
上がってきています。春までの花として、周囲のの露出部を押さえるためにまだ小さな
白のワスレナグサの苗をここかしこに、グリーンとブルー系の色のジュリアンを入れました。
手前の銅葉はベロニカオックスフォードです
ピンクのチューリップと、新色のサクラソウで春を先取りしました。
花が終われば鉢を季節ごとに交換し、そこで育てるのが目的ではありません。
1年草が終わるころに、宿根草や低木が大きくなってきます。
新米ママさんが元気な赤ちゃんと戻って来られる頃には、
新しい花が咲き始めて育児の疲れを癒してもらえば嬉しいです。