冬の雨


2016年1月18日

久々に雨が降りました。
この一ヶ月気温は平年より高いめでしたが、雨が意外に少なかったです。
チューリップなどの球根類は、冬場の水遣りを怠ると結構花の咲き具合に
影響します。
以前6年ほど、管理させていただいた、道路中央の緑地管理作業の中で
設計にチューリップの球根を2000~3000球を植え込む作業がありました。
チューリップは、低温(8℃~9℃)に3~4ヶ月以上さらされないと、つぼみが育ちません。
植える時期はできるだけ早くしないといけないのですが、どうしてもその前の
植栽の撤去時期に影響されてしまいます。それでも低温期の確保は何とか
間に合わせるので、花が咲くことができます。ただ、冬場の水が足りないと
背丈が低く、葉も含めやや貧弱な形で花が咲いてしまいますので要注意です。
今年のように、冬場の降水量が少ないと、雨任せにしていると、春の
チューリップの開花にその影響が出てきそうです。まだ地上部は出ていなくても
地下の根っこが動いている間の管理も、一つのポイントです。

チューリップには、いろんなタイプがあって、早咲き、中ぐらい、遅咲きがあります。
背丈もいろいろ、また最近八重や房咲き種、原種などなど。色も単色から
バイカラーやぼかしなどなどカラフルです。富山県や新潟県が生産地として有名です。

その昔。たった1球のチューリップがビール工場と交換できたと言われるオランダの
『チューリップバブル』の時代がありました。そんな歴史や次々に開発される
新品種を見るにつけ、これまでに無い花への憧れは時代に関係ないのだと
思います。最も、サクラの花ほどではないにしろ、長い生育期間に比べて、
短い開花期間が、春のシンボルの花として、ちょっと贅沢で、無いと寂しい、
チューリップの人気の所以かなと思いました。

baburu チューリップ

チューリップバブルの時代に人気の高かった、ウィルスによって現れた模様の花


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