未来の庭のために出来ること(No.27)


2018年10月26日

Uです。

近年、何かと注目を浴びている「終活」
生前に、葬儀の段取りや身辺整理、墓終いをする事によって、
自分の亡くなった後、身内の方や、周りの方の負担を軽減する・・・といったものですが、

造園業の立場から見ると、それはご自宅の庭にも当てはまるものと思っています。

お庭の管理は、年齢と共に自分でできる範囲が少なくなってきます。
そこで終活の一環として見た場合、生垣をフェンスに代えたり、雑草の良く生える場所をレンガの園路にしたり、草の生えない土を敷くことで管理しやすくする。

さらに、要らない樹木を伐採したり、思い入れのある植木を子供や知人の家の庭に移植する。この様に木を減らす事で、庭の風通しを良くし、年齢と共に管理しやすい庭に変えていく

「庭仕舞い」(にわじまい)というとりくみをもっと浸透させていきたいと考えています。

当社に剪定や除草など庭の管理のご依頼をされる方の多くは、ご高齢です。
自分達で出来ない分、私たちの様な造園業者に頼まざるを得ないのが実情です。

お庭を手入れする費用は、決して安いものではありません。
それは庭の広さや木の数によって比例して増えていきます。

従って、徐々に維持管理しやすい庭に移行していく事も終活の一つだとも言えます。

終活する中で「庭仕舞い」のウエイトを少しだけ増やしてみてはいかがでしょうか。

 

南国土佐へ(No.26)


2018年10月23日

Mです。

1泊2日で行ってきました。
以前から龍馬のふるさと桂浜に一度行きたくて・・・

大阪発で1泊2日、観光に時間を取りたいので
往路は飛行機にしました。
伊丹から空路で40分間、お昼には到着です。
まずはJR高知駅までバスで移動、
高知駅前には維新で活躍した坂本龍馬、中岡慎太郎、武市半平太の
大きな銅像が出迎えてくれます。

近くには「坊さんカンザシ」で有名なはりまや橋

桂浜に行き、やっと会えた龍馬の銅像です。
薩長同盟、大政奉還、歴史的な大仕事をなしとげ、
いまは静かに海を眺める龍馬の姿のようでした。

 

お宿は高知市内の南水という龍馬生誕の地に立てられた施設で
感慨もひとしおでした。

翌日は高知城を見学
関が原の合戦の後は山之内家が代々住まわれたという風格のあるお城です。
天守までの道には古い石垣や追手門、内部も江戸時代に立てられたままに残っていて
とても見ごたえのあるお城です。

龍馬記念館や歴史博物館も見ることが出来たし
名物のかつおのたたき、お皿一杯のさわち料理もいただいて
身も心も、お腹も満足の旅でした。

刀剣ブームの真骨頂!(No.25)


2018年10月18日

Sです。

芸術の秋ということで各地で絵画などの美術展がおこなわれていますが、京都国立博物館(京博)で開催されている「京のかたな匠のわざと魂のこころ」と題した“大規模な刀剣展覧会”を見に行ってきました!京博120年の歴史上初となる大規模な刀剣展として開催期間通じて200件もの名刀が展示されます。特に国宝や重要文化財の刀剣をはじめ、後鳥羽天皇、織田信長、坂本竜馬など歴史上人物にゆかりのある刀剣も展示されているということで、全国各地から刀剣マニア、刀剣女子など大勢の人が、入場券を買うために1時間も並ぶ長蛇の列をつくっていました!私も無類の刀好きの血が騒ぎ、休みになったとたん京阪電車にとびのってはせ参じました。


博物館スタッフが入場規制をしながら見学者を入れていましたが、それでも館内に入ると熱心な刀剣マニアが展示されているガラスケースをじっくり眺める為、なかなか前に進めない状況!
自分の順番までの間は「前の人早く進んでくれたらいいのに・・」と思っていましたが、いざガラスケースの中の刀を目の前にすると、まるで吸い寄せらるがごとくずうっと見入ってしまいます。特に名物中の名物と言われ、天下五剣の一つで最も美しいと称される国宝“三日月宗近”は思わず息をするのを忘れるぐらい素晴らしいものでした。


刀剣を鑑賞する楽しみの一つに、刃文(はもん)があります。
刃文は焼き入れの際に、粘土や砥石の粉を混合した土を塗り、その塗り方や厚みなどで、いろんな種類の刃文ができあがります。華やかなもの!ゆったりとしたもの!豪快なもの!と様々ありますが、この三日月宗近は、刃文(はもん)に三日月状のものがあることから名前の由来になっています。本やネット上で何度かこの刀の写真を見て知っていました。
でも初めて実物を見ると写真などとは大違い!小さな三日月模様が光輝きまるで浮かびあがってるように刀身に見えたときは思わず「見えた!」と声を出していました。親子そろって刀剣女子と思われる二人連れの方は単眼鏡まで用意してじっくり眺めていました(うらやましい限り・・)。
より詳しく鑑賞するため、入口で音声ガイドを借りました。語りは伊武雅刀さんで、「自分の名前にも刀が入っているので、待ってました!」と引き受けたとのこと、伊武さんのダンディーなガイドも聞きやすく鑑賞の楽しみも倍になりました。
平安時代、鎌倉時代から綿々と続く歴史を背景に、引き継がれてきた名刀に心奪われる、秋の京都の1日でした!

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