盆栽(No.7)


2018年2月13日

Sです。

昨年暮れから今年初めの数か月をかけてお客さまが収集されている盆栽の剪定に、ベテラン職人のYさんに入ってもらっています。
お客さまのコレクションには小品(樹高20cm未満)盆栽もありますが、ほとんどが中品(樹高35cm~40cm)や大品(樹高40cm以上)の盆栽で、その数100鉢近くあります。大きなものになると大人2人以上でないと運べないくらいの大きな盆栽で、これらが並んでいる光景は圧巻です!

以前に多くの盆栽の夏の水やりが大変だということで、自動潅水設備の施工のご依頼をいただき、家の壁にコントローラーを取り付け、そこから信号を送り電磁弁を開閉することで時間差でエリア毎に盆栽に水がやれるようにしました。

今回はそのときの工事がご縁で盆栽の剪定はじめ消毒・寒肥の仕事をさせていただきました。

自動潅水設備の紹介をさせていただきますと、電磁弁から4カ所のエリアに給水パイプを設置してパイプから5mmチューブを盆栽まで伸ばし、その先っぽに取り付けたオクタフローという8つの穴から細い水のでるノズルがついたピンを盆栽の根元にさして季節に応じた水やりを自動で行っています。

これだけの多くの盆栽だけに夏の水やりがこれまで大変だったのが、自動潅水システムを導入したことでお客さまも便利になったと思っていただいているようです。

お客さまのコレクションの盆栽は、クロマツや五葉松がほとんどですが、葉を切りそろえたりすると、切った葉の先が黄色くなり、非常に見た目も悪くなります!従って、途中から切ったりせずに根元から古い葉をしっかり取りつつ、更に不要な枝を剪定する“枝抜き”をおこないます。このように自然の樹形を意識しながら、丁寧に時間をかけて剪定作業を進めていきます。


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