夜半に嵐の吹くるものかは・・


2011年7月6日

梅雨が明けたのかと思うほどの、ギラギラしたお日様の日差しを
浴びていても、じっとりとした湿気を感じます。
メリハリのあった、日陰と日向の風景が混じりあってしまったように
感じる中、なんだかスーッとした風が吹き始めたと思ったら、
パラパラと大粒の雨が降り出しました。
漂う土の匂いを吸い込んで、(やっぱりまだ梅雨明け前だ)と
確信します。
そんな季節の節目に、昨日は、和歌山の方で大きな地震がありました。
在住の友人が、震度5クラスになると、これまで感じた地震とは
違った、怖さがあったと言っていました。大事に至らずホッとしましたが、
日々、本当に何が起こるかわかりません。
いつもそんなときに心に浮かぶのは表題の前半の
『明日ありと思う心のあだ桜・・・』の親鸞上人の歌です。
それだからこそ、日々を精一杯、自分の心に素直に生きたいというのが、
ハナミズキさんの今月の花のコンセプトです。
ここ最近は平和な?剪定作業が続いていました。
ときに、施主様から高木のアンズの取り残しを頂いて、完熟ジャムを作る
余裕もありました。今日は、自動潅水工事組のS部長たちは
張り切って出て行きました。事前準備をしっかりやっていた作業は
ほとんど予定通り完成でした。
私は、先週末の雨の除草作業で、何かに顔面を刺されたので、
休日に、夫に顔を見てもらいました。まじまじと眺めた後、
「そう言われたら・・という感じかな?最近太ったって言ってたし」
という夫の言葉を信じていましたが、実は他に会う人たちはみな
「ソノ顔どうしたん?」と言われるほどお多福のように腫れていました。
現在は、ようやく本物の「太った感じ」に戻りましたが・・・
そんな怖い?「虫」を愛しんで?いるK専務のDr.カーバチ・・
アップです。今回は、巷のうわさほど怖くないセアカゴケグモもいます。
明日は七夕ですが、どうも雨模様です。

祗園精舎の鐘の声・・・


2011年6月22日

とても蒸し暑い一日でした。
作業は無事に終了しました。
私はすっかりバテテしまいました。
助っ人の、私より随分先輩の方に「社長さん、おいくつ?」
「アラ、若いのね!」と言われ、改めて年齢というのは
相対的なものだと知りました。
本当に頭が下がるほどの頑張りです。同時に自分の不甲斐なさを
感じます。
ピーンと張った弦が突然緩むように、なんだか虚脱感です。
植物相手の仕事をしていて、楽しいことに「変化」を
挙げていたことがありますが。
実は、それと同時に、成し遂げてもいずれ枯れる
「無常感」も大きいのです。
いろんな意味で、ちょっと疲れてしまって早めに
帰宅したら、玄関先に、義姉が届けてくれた
フキの束などの野菜の差し入れがありました。
出始めの頃から頂いて、香りを満喫して、
たぶんこれが最終のものかもしれません。
葉を落とし、塩をすり込んで、ぐらぐらのお鍋でサッとゆでて
皮むきです。好きな音楽をBGMにかけて。
少しずつ、何者でもない素の自分に戻っていきます。
何も迷わず、何も思い煩わず、ひたすら筋を取る作業は
心地良ささえ感じました。
このところ視界に入っていただけだった我が家の庭を、
ゆっくり眺めていると、今朝主人が、
「庭にアレが咲いてるぞ」と言っていたヒメシャラの花が一輪、
どんよりとした空気の中で凛として咲いていました。

衣食足りて・・・


2011年4月1日

礼節を知るという言葉があります。
それが普通のことだから、衣食足りずでも礼節をわきまえておられる
被災者の方たちが稀で、だから本当に立派だと思うのです。
私も含めた普通の人間はやはり、衣食が足りなければ、なかなかそうはいきません。
この時勢で衣食が足りるということは、経済が活性化することだと思っています。
それなのに、世の中には少し自粛ムードが漂っています。
本当に、身動きの取れない質素な暮らしをせざるを得ないことと
いつでも元の生活に戻れる方が、『そのような気持ちで』暮らすことは
全く別次元の話です。
いよいよ新年度の始まりです。
どんなことが待ち受けているのかわかりませんが、経済活動に
参加し続けている限り、何とか、良い方向に向かって欲しいです。
さて、『今月の花』と『Dr.カーバチ』がリニューアルしました。ハナミズキさんは
ご自身の経験でエールを送っておられます。地の底に下りたような状況から自分の心の
在り様で乗り越えて来た姿を、私は身近に見てきました。彼女もまた稀な方です。
カーバチにはこれもまた稀なキョウチクトウの種が出ていますので合わせてご覧下さい。

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