これから始まる『芝生』の物語~♪1 ずっとながく道は続くよ♪


2014年7月18日

平林小
7月18日の小学校終業式の午後から大阪市内のH小学校の校庭の一部の芝生化工事が始まりました。
地元の自治会の方や学校関係者の方々が参加する芝生化実行委員会からお請けした仕事です。
今回は、面積を割り出すところから始まったので、測量を何度も繰り返しました。
芝生の面積は正確な数字が必要になります。グラウンドの周囲を芝生化するので形は
変形です。
測量の基本はどんな地形も三角形に分割することです。その三辺を測量し、面積を割出します。
通常三角形の面積は小学校で習う『底辺×高さ÷2』ですが。三辺から割り出すためには
『ヘロンの公式』と言うものを用います。まず三辺を合計して2で割るs(=(a+b+c)/2)を出すと、
面積S=√s(s-a)(s-b)(s-c)で出てくるのです。

『ルート(平方根)』が日常生活に出てくることはあまりありませんが、面積を出すには
とても便利な式です。グラウンド上に三角形をいくつも作るのに巻尺を持って
走りまわります。紙面上のグラウンドでは小さな三角形も、実際の広さで言えば、私たちは
まるで図面の上のアリのような感じで。とにかく、巻尺を引っ張り出したり巻き戻したり。
始点の移動で、動きます。指示はすべてK専務です。バインダーの図面には小さな数字が重なるように
増えていきます。頭の中がこんがらがりそうな状態で、それでも測り残しが無いように、
チェックしながら進めます。
後でその図面の数字をヘロンの公式に当てはめていくのは結構地道な作業です。
ただ、そうやって割り出しても、諸事情で急きょ変更が発生するのですが。
そのたびにまた一から作業をやり直します。そんな風にしながらぎりぎりにようやく
決定図面ができました。

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そして実際に始点の小さな杭を打ちながら白線を引いていきます。
初日は、測量組と、同時進行であらかじめ確保してある水源の周囲の穴掘り作業の
S部長とUさんの自動灌水組に分かれました。

haikann

 

 


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