13日の金曜日


2008年6月13日

別に、特別な意味のある表題ではありません。そのままです。
昨日の作業は、心配した天気はどうということはありませんでしたが
想定外の内容でした。
現場のお庭は例えていうなら、かつて、モダンなショートカットと
おしゃれなセットの髪型だった方が、相当長い間美容院に行けず、
いつのまにか超ロングヘアになってしまった状態というのか。
ときどき、必要な箇所を自分のハサミで切った跡がある、という感じです。
グーグルの地図検索で航空写真を見ても、しっかり、大きな
樹幹が隣接する川へ張り出す様子が見えるほどのキンモクセイが数本。
それ以外にも、鳥が運んだ実生のものが数本。
立派な石組みのある前栽の木々など。
ご自分でできる範囲のことはされています。
塀の向こうは幅数十cmほどのスペースがあるだけで高さ2m近い段差の川です。
その塀際の何本かの植栽の伐採もあります。枝葉を川に落とさないように、自分が
落ちないようにするには、身軽さと運動神経がものを言いそうです。
K専務に「社長だけは川に近づかないように。でないとやっかいなことになる。」
と釘をさされました。
最初に見積もりに上がったときに、K専務と、施主さんのYさんのご要望を
伺いながら、とりあえず、生活に違和感の無いセミロングぐらいまで
戻そうということになったのですが・・・
応援のItさんの提案で、元のショートカットに近い状態の刈り込み
作業になりました。その結果・・・すごい量の剪定枝葉が発生しました。
積み込み作業や、電動ノコによる枝葉の裁断を含めて、応援のS部長に
2tトラックで往復してもらい、ようやく作業を終えました。
その代わりお庭は見事に変身です。常緑のうっそうとした森が、早春の落葉樹の森に
代わったような。風も流れ、光も注ぎ込みます。
今年の花は無理でしょうが、強い刈り込みに耐えるキンモクセイの
緑の復活も早いことでしょう。
Yさんの笑顔で少々疲れも癒えての帰還でした。

微妙な天気です 08.6.12


2008年6月12日

今週の剪定作業は前半無事にクリアしましたが、今日の予定は微妙です。
例のピンポイント予報ではだんだん晴れマークになっていますが。
ちょっと前の予報では昨日は雨のはずでしたが、降りませんでした。
昨日S部長は、来週の潅水工事に向けて準備のため温室で製作作業です。
左官作業も含めて、次々に規格品が出来上がっていきます。
途中、一昨日から作業の始まったマンションの除草作業の様子を
見に行きました。雨が降らずこちらは随分作業がはかどったようです。
K専務は今日の剪定作業に備えて中休みのはずでしたが、天気に押されて
以前から製作中だった給水タンクを2tダンプに積みやすくするための
置き台兼、物置を完成させました。
力作ですが、それなりにエネルギーを消耗したようです。
作業後PCの前で思わず「ううむ。明日雨振らないのか・・・」と
「明日雨→作業なし→中休みモード」の本音がチラリと出ました。
またトラックに翌日の作業道具の積み込みです。
さて今朝。雨はまだ降っています。今日の作業は予定通りできるのでしょうか?

鳴門に行ってきました  08.6.11


2008年6月11日

月曜、火曜日の二日間私は、鳴門教育大学の教壇に立っていました。
この6年間恒例です。テーマは『土壌の再生を目指して』というものです。
随分昔、小学校の教壇に立っていた私ですが、ここ最近
まったく異業種?の世界にいます。
以前再生資源を用いての、大掛かりな緑化の実験事業を通して、
知り合った鳴門教育大学のC先生が、ご自分の授業時間に
私の見聞きした話を学生にして欲しいと言われたことがきっかけでした。
この実験事業は5年前に終了しましたが、生活科を担当されるR子先生から、
稀少な経験なので学生に継続して話して欲しいと言われました。
ご主人のK先生のはからいで、正式に講師として呼んでいただけるようになりました。
一昨年からは院生と学部生の二回に分けて話をします。
毎年、学生さんは変わるのですが、私の方は過去の話だけではなく、
その後の話も交えるのでつい「続」「続々」「おまけの・・・」になっています。
私の話にはもちろん、答えなどありません。
土の再生の話から今では現実社会の厳しさにも及びます。
『世の中に良い技術』だけではビジネスとして成り立たないことや、
リサイクルや競争入札制度の明と暗など。
私が見聞きした内容で、学生のみなさんが初めて耳にするような話を
現場からの視点で話します。
当初微生物などの働きで「土は生きている」ということが終わりの部分でしたが
最近は「生きていくのは矛盾だらけ」、それでも「ぼくらはみんな生きている」
というところに落ち着いています。
「いずれ教師として教壇に立つのだから、少しでも、物事を多面的に捉えて欲しい」
というR子先生のご希望にも沿うように、私もつい力が入ります。
午後の眠くなる時間、70枚以上のスライドを含む、パワーポイントのために
暑いのに暗幕まで閉めて話をさせてもらいますが、
熱心に聴いて下さる学生さんに毎年元気をもらって帰ります。
後でご丁寧に感想文まで送って下さいます。
作業に追われる時期、他のスタッフに、負担をかけて送りだしてもらっていますが、
私には一年に一度の自分の棚卸しと浄化の時間です。

Newer PostsOlder Posts

ページトップへ