「・・・ならでは」の仕事


2008年6月20日

昨日と一昨日、K専務とS部長は、遠方の潅水工事に出かけました。
遠方の場合、拘束時間は長いのですが作業時間は通常です。
いかに効率良く、作業を進めるかが知恵のしぼりどころです。
K専務も、S部長も、事前に組み立てられるものは全て組み立て
頭の中で現場をイメージして作業に臨みました。
今回は全自動潅水システムです。
装置は配線などの電気工事を伴うタイプのものです。
梅雨の合間なので、お天気が気になるところでしたが、
順調に作業を終えることができました。
S部長は引き続き、施主様へ渡すマニュアルのチェックです。
いつも工事完了後、マニュアルを作成してお渡ししています。
自動化と言ってもシステムによって扱い方が異なります。
手動の場合、水量の調整や水を止めるのはご本人なので、
状況を見ながら、播き加減はこれまでの感覚が生かせます。
ただ止めるまで拘束されるのと、止め忘れのリスクがあります。
半自動の場合、水量を合わせると、自動的に水が止まります。
水を出すのは手動と同じ人力です。
全自動の場合、水が出るのも止まるのも文字通り自動です。
ただし、例えば全自動洗濯機と言っても、洗うものや用途によって
コースの設定変更があるように、全自動潅水でも季節によって
設定変更が必要です。
季節や現場の植栽状況に応じた潅水の設定の、マニュアルをお渡しします。
いろんな家電製品の取り扱いと同じで、慣れるまでは少し緊張ですが、
手順はいたって単純です。
できるだけ便利に無駄なく使いこなして頂けるように作ります。
今日はS部長が、そのマニュアルのご説明に伺います。
初日は、夜明けに出発して夜に帰還だったK専務が片づけを終えて
ポツリと「こんな仕事が良いですね。」とつぶやきました。
最近、誰がやってもあまり差が出にくい作業が多かったのですが、
頭を使い、工夫し、スマートに仕上げる。
K専務ならではの経験と技術が生きる仕事でした。
機会を与えてくださった、Nさんに感謝です。


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