季節の変わり目


2016年2月8日

1月は新しい年の始まりの月です。
4月は、仕事の上での新年度の始まりの月です。
けれども、2月も節目のような月です。
随分昔、父方の祖母が趣味で四柱推命学という占いをやっていました。
そういう類のもので生年月日を元に判断するとき、
2月の節分までの生まれの人は、前年の干支として扱われていました。
統計データ?に基づくそのような占いなどは大体旧暦(陰暦)が
基本のようです。日本の伝統的な行事なども同様ですが。
陰暦と現在の暦とでは1ヶ月ほどの誤差があります。

だから行事に植物が関わるものは、どうしても実態と一ヶ月ほどずれています。
桃の節句も、4月3日あたりなら、モモの花が咲いてそうですが、3月では
つぼみがまだ硬いです。西行法師の、如月(2月)の半ばにサクラの花の下で
亡くなりたいという希望も、3月の気温次第では叶うかもしれませんが、
2月の半ばでは厳しいです。

だから2月は季節の変わり目の新しい月の始まりを感じます。
しかもどういうわけか、私にとってこれまで、2月は結構人生の節目になる
月でした。随分、大きな影響を受けることが良く起こりました。時に
これまでやってきたことがひっくり返るようなこともありました。
ただ更地になったような状況でも、次に始めたことは、必ずその前に蒔かれた
種の芽生えを生かすものでした。それを少しずつ大きくしながら収穫していく
ということだったと思います。

種を蒔くのは、これまで出会ったいろんな方たちとのつながりや、自分たちが
経験して得たことなどが肥料となった土壌です。意図して蒔くまかないに
関わらず、土の中に眠っていた種が気づかぬうちに芽生えてくることもあります。

さて今年。自分の足下をしっかり見て小さな芽生えを確認していくつもりです。


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