夏の花


2016年8月19日

暑さのせいで、景色がみなハレイションを起こしているような感じです。せっかく夏の花が
咲いていても、キラキラと光って白っぽいのか、実際に薄いのか、メリハリを感じにくい色です。
ちょうど一ヶ月前に植え込ませていただいたお客様から現在の状態の画像を送って
いただきました。いつもご丁寧に、開花時期の画像を送ってくださる、I様です。自動潅水の
入ったハンギングバスケットと、大きめのプランターにいつも植え込ませていただいています。
玄関入り口

U君が植え込みに伺いました。秋を意識して、パープルファウンテンと、ハイビスカスの赤とライトグリーンの
リシマキアが入っています。南国の趣のあるハイビスカスですが、実は夜の温度が高いと花が
咲かなくなります。沖縄や、奄美大島は日中が気温が高くても夜の温度は低いです。
それで日中もたくさんの花を見られるのですが、ここ最近の大阪の夏の夜の温度は厳しいです。
大阪では、夏よりきれいに咲くのでハイビスカスを「秋の花」とした方が良いかもしれません。
そう言えば、今年インパチェンスもなかなか咲きません。多分各植物ごとに高温の限界温度が
違うのだと思います。花を咲かせるには、とてもパワーがいるので、日中せっかく溜めた栄養を、
夜、高い地温に根が、「ハァハァ」と息苦しい呼吸作用を行うことは随分のエネルギー消耗になる
のかなと想像しています。

人間も同様、寝苦しい夜がクーラーもつけずに涼しくなればもっと、日中もエネルギッシュに
活動できるのかもしれません。いつも目を掛けて下さっている花たちも、さらに自動潅水で
少し夜の地温を下げると益々勢いが出るようです。(手前味噌でスミマセン)

zennkei

同系色のアンゲロニアとインパチェンスのボリュームが上がってきました。真ん中の子夏という宿根ロベリアがさわやかブルーです。

inptyanesu

ハンギングのインパチェンスと黄色いメカルドニアが少しずつ咲いて来ました。

石津2

白い花のトレニアやアンゲロニアの中に、背丈の高いセンニチコウと斑入りのイトススキがゆれます。コーナーは銅葉のコリウスでシックに。


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