紫陽花色模様


2015年6月3日

久々の雨です。屋外作業ではなく、室内作業がはかどります。
季節感のある花は数々ありますが、この時期やはりぴったりなのがアジサイです。
エコ・ワークスの敷地には、7種類ぐらいあります。
アジサイは、私たちが子どもの頃は日陰に咲く花としてのイメージが
ありました。日本から世界に出て品種改良されて戻ってきたハイドランジア、
いわゆる西洋アジサイは日光が大好きです。
アジサイと雨と、カタツムリのイメージが随分変ったように思います。

私は自称『カエル』?なのでどちらかというと昔のイメージのアジサイが
好きですが、西洋アジサイも含め、自宅にも何種類も植えています。
ただ土質の酸度との兼ね合いで、植えた当初の色が年々変ってきます。
実はこの場所の下の方の土は、どうもpHが低い酸性土のようです。
きれいなピンク色の花が全体的に青味がかった色ばかりになってきました。
今年テマリテマリという淡いピンク色のアジサイを仕入れたのですが、
さて地に下ろしたらどんな色に変っていくのでしょうか?


以前はピンク色でした。


薄紫色だったのですが・・・

ダンスパーティという人気種で昨年直植えしたところです。


ヤマアジサイの一種で花が小さいです。日陰に植えています。


一番古いガクアジサイですが、そろそろ強く剪定しないと
大きくなりすぎています。


淡いピンク色のテマリテマリです。切るのを躊躇する色の褪せ方です。


西洋アジサイのアナベルです。輝くような真っ白い色になります。


近くに植えているホタルブクロが雨で全て倒れていました。
いつかこの花の中で光るホタルを見てみたいです。


1本のユリから始まったユリの『群』が満開になって散る頃
梅雨があけるかもしれません。

梅雨があければ夏です。自動潅水が活躍するのももうすぐです。
今月の花ではハナミズキさんのご実家のお父様の自動潅水体験が
取り上げられました。お花の話と一緒にお楽しみ下さい。
金曜日にはいよいよカーバチで日本ミツバチの話が登場します。

嗚呼 街の『緑花』


2015年6月2日

以前にも書いていましたが、私は植物が好きで、この仕事をしています。
重労働で、3K(汚い、危険、きつい)の職種ですが、お客様が、
きれいになった風景を見て喜ばれる瞬間にいつも疲れも吹き飛びます。

特に分かりやすいのは、花です。花を見て怒り出す人はこれまで見たことは
ありません。逆に、植え込んだ草花の変化が見る人を元気づける場面に
何度も遭遇しています。
こういうやりがいを求めて、今年、堺市内のフラワーポットの仕事を
1年間請けることになりました。
昨日、発注元の協会の方とお会いして、各現場を確認して回りました。

2か月間の空白期間の間に、枯れたり草が生えたりしていますが、
これから植え込んで管理してここに花がたくさん咲いたら素敵だろうなあと
思う場所がたくさんありました。
私は、本気で街にきれいに管理された『花のある景色』があれば良いだろうなあと
思っています。花を植える、水をやる、という単純なことの中には草花の管理作業や
それに関わる情報がたくさん必要になります。
それを仕事としてさせていただく機会があることを嬉しく思っています。

花いっぱい・・・というキャッチフレーズは全国にあふれています。
が、なかなかその言葉のような景色を維持するのは大変です。
実は、昨日少し心が凹んでしまいました。厳しい現実に直面したからです。
景色の値段というのでしょうか。それを誰が負担するのかと言う問題も含め、
この一年私が見聞きすることはきっと、これまで迷いなく進んできた私を
立ち止まらせ、考え込ませるかもしれません。

それでも、スタートし始めました。
また花に埋もれる楽しい日々が始まります!

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