富士登山 No.120


2022年8月22日

Uです

お盆休みに富士登山に行ってきました。
今回は富士宮口から登って、8合目で御殿場ルートに移動した所で1泊し、
翌朝に山頂にて朝日を見るという行程で挑みました。
12時頃から登山を開始し、8合目についた時には、もう18時…。

翌朝は2時に起床しないと、日の出時間の5時に間に合わないので、夕飯後にすぐに就寝。
2時に起床し、支度をして2時半頃に山頂に向けて出発しました!

登り続ける事2時間、ついに山頂に到達。
しばらく待つと、辺りが明るくなり、見事なまでのご来光が現れました。

そして、一旦山小屋まで戻り、なんと贅沢なことに、雲海を見ながらの朝食をいただきました。

富士登山もいよいよフィナーレです!下山の時間となりました。登りは8時間かかりましたが、下りは登りの半分の4時間で下りてきました。

富士登山をされた皆さんお疲れ様でした

京都迎賓館 No.119


2022年8月17日

Sです。

とある休日に、京都迎賓館一般公開中のガイドツアーに参加しました。
平成17年に海外のVIPをもてなす場として作られた、東京赤坂の迎賓館とともに、日本に2つしかない施設。
京都を代表する11の伝統技術(大工、建具、左官、表具、錺、截金、漆、畳、作庭、石造工芸、竹垣)と最新の建築技術とが融合した奇跡の産物と言われています!
以前から見たくてたまらなかったので、喜び勇んで迎賓館のある京都御苑に向かいました(^_^)v
まず正面玄関です。扉には樹齢700年の福井県産の欅(けやき)の一枚板を使用されており、入り口から圧倒されましたー(*_*)


いよいよ中に入ります!エントランスから庭園を囲むように長い渡り廊下が続いています。京都迎賓館を建設するにあたり、大切にした理念というのが、「庭屋一如」という考えだそうです。つまり家屋と庭に一体感を持たせ、庭の景観が家屋にも融合することを目指したもので、庭園を取り巻く回廊もその表れとのことです。
更に、各部屋と廊下、廊下と庭の間に430枚もの明障子がありますが、障子は採光、遮風、断熱という機能面はもちろん四季の移ろいを感じながら暮らす日本人にとってたいせつな家具のひとつであると表現されています。
また太陽の光が和紙を通って、柔らかい陰翳 (いんえい) を室内の床に映し出す「和の世界」も演出しています!
特に、障子を使うことで一面壁による抑圧感が軽減され日本家屋の開放感が生み出されているわけです。

改めて、日本の伝統である和紙や障子の素晴らしさを感じずにはいられませんでした。これら和紙を用いた明障子の足元に、美濃紙を使用し鉄や釘を一切使わない伝統的技法でつくられた行灯が置かれています。どこか優しさを感じるデザインは「折り紙」をイメージしています。

まず最初に案内された部屋は、聚楽の間(待合スペース)です。西陣織の生地を用いた椅子。さらにその中央には人間国宝の早川尚古斎氏による竹花器が置かれています。

「聚楽」の間<竹花器>

次に案内されたのは、夕映の間(大会議室)です。部屋の両側には、写真のように、壁全体を使った大きな絵が飾られているのですが、これは絵ではなく巨大なタペストリー。2つのタペストリーは、京都の代表的な山、愛宕山と比叡山をそれぞれモチーフにしています。製作は、美術織物で有名な龍村美術織物で、題名が「愛宕夕照」、「比叡月映」となっており、それぞれから1文字ずつをとって、「夕映」の間といいます。

「夕映」の間<比叡月映>

続いて見たのは藤の間(晩餐会)で、京都迎賓館の中でも最も大きな部屋です。真正面の壁に大きく描かれた見事な花のタペストリー。その大きさは、幅16.6メートル、高さは3.1メートル!1つの大きな絵の中にいくつもの草花が描かれています。こちらのタペストリーの題名は「麗花」と言い、藤の花をモチーフとしており、タペ全部で39種類もの花が描かれており、その製作には祇園祭の祭礼幕なども手掛けている川島織物(旧社名)が400色もの絹糸を染めてつくったとのこと。
「藤」は、花言葉が「歓迎」で、まさに海外からの賓客をもてなすにはぴったりの名前なわけです。

「藤」の間

最後に訪れたのは桐の間(大広間)です。天井には、12メートルのスギから作られた一枚板が使用されているのが注目です。その下に置かれている12メートルの漆の一枚仕上げ座卓があります。その表面に壁に描かれた山水画が反射されて写っています。また壁側から見た場合、目の前に広がる美しい庭園がこの座卓の上に鏡のように映し出されます
まさに、最初に紹介した「庭屋一如」がここに現れています。

実は個人的にもっとも見たかったのがこの部屋にあり、中でも最も楽しみにしていたのがこの黒い座卓でした\(^o^)/。12メートルの漆の一枚仕上げの漆黒の塗りの光沢は
息をのむ見事さでした。

「桐」の間

庭園の池を渡る「廊橋」も庭をじっくり見れますし、また橋の天井の四隅にトンボや蝶の透かし彫りなどがあり、粋な遊び心も見ていて楽しめます(^^♪

廊橋

どこもかしこも日本文化の優美さを味わえ、日本人であることの誇りももてる貴重な空間でした!この日も暑い一日でしたが、迎賓館の中は心身ともに涼しげな時間が
流れていたように感じました。

夏の天敵!No.118


2022年8月1日

Sです。

今年近畿でも観測史上最速の梅雨明けでしたが、そのあとも雨の降る日が続き、造園屋としては、連日天気予報とにらめっこの日々が続いていました。
もう雨が降ることもなくなってきて作業延期の心配もなくなったとなると、今度は猛暑!それも35度超えの酷暑の連続。

さすがに現場作業はきつく、
持参した8㍑入りジャグの飲み物も見る間になくなります。予定通り作業がこなせるからよいとはいうものの、やはり生身ですから大変です・・!
そんな過酷な状態のなか、さらに「夏の天敵!」がいるのです。それは蜂です!
先日も空き家になった実家の庭の剪定と除草を娘さんが依頼されてきました。三人で向かいましたが、かなり木も草も伸び放題!

蜂が最も発生するのは、7月下旬から8月頃が巣の大きさや働きバチの数がピークになり、活動が極めて活発で最盛期というのは理解してるつもりですが、今回の現場では、結局6つの巣が見つかり、エアゾールも5本も使いました!スズメバチはいなくて、アシナガバチがほとんどでした!

実際に見つけたハチの巣             実際に使用したエアゾール

 

蜂の習性として、木の茂み(おいしげっている状態)など閉鎖的な場所に巣をつくり、特に枝が混んでいるところにできやすい。またヤブガラシという蔓にも蜂がたかりやすい!
これらの条件もすべて満たしている庭でありました(^^;)


ベテラン職人のTさんは、今年に入って5回蜂に刺されていますが、この日も手を2カ所刺され、6回目の記録更新!?

やせ我慢からか?「こんなん、ムヒ塗ったらすぐ治る」と涼しげな表情でした(-_-;)

同じ場所で作業している周りの者は、なぜ?と不思議がったり、自分でなくてよかったと安堵したり複雑な気持ちでした。

どちらにしてもこの日は、暑さと蜂のダブルパンチに悩まされた一日でした。
大変お疲れ様でした。m(__)m


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